「ストレスが養分吸収を悪くする」
農業に関わる仕事をはじめて丸28年になりました。
法人化したのは、農業の基本を知って本格的に目標に向かう数年後になりますが……。
当時から大気汚染、農薬、輸入作物のポストハーベスト等が問題になっていて、農業では「窒素・リン酸・カリウム」だけで作物を育てることが効率的と思われていました。
そのため、連作障害が増え、土壌や作物への消毒を対策にして、今に続きます。
当時から温暖化対策が必要とされていましたが、否定する反対派の研究者もいて、取り組みが緩く進んできました。
温暖化が加速する中で、猛暑や干ばつ、豪雨、害虫の食害などのストレスが増え、作物は代謝が悪くなっています。
生育が悪いため、窒素肥料を多くすることで、さらに負担になる悪循環……。
養分バランスが悪く、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが不足し、まるで、人間の「新型栄養失調」のように生育不良や病害を引き起こします。
作物も、健全に育つためには有機物を投入して微生物を増やし、物理性・化学性・生物性のバランスのよい土づくりをすることが大切です。
酵素の働きが養分吸収を高め、ストレスに強い作物に育ちます。
人も作物も、不健康の「なぜ?」を考えた根本の対策が大切です。
人は発酵食品、作物は微生物のエサとなる有機物で酵素の働きを高めて、養分を効率よく吸収できるようにしましょう。
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