「食生活は"1975年型"が理想とか。」
世界の子どもの4人に1人が発育不全で、開発途上国はさらにその割合が増え、3人に1人なのだそうです。
日本では、子どもの8割に「新型栄養失調」のリスクがあるといわれます。
免疫力の低下、集中力の低下、疲れやすい、イライラする、片頭痛などの症状があり、高齢者では体力の低下、機能低下、認知症にも影響します。
飽食の時代の日本で、食習慣の弊害として起きている新型栄養失調。
カロリーは摂れていても、足りない栄養があるということです。
食べるものに偏りがあったり、環境ストレスの影響で、食べてもその栄養が吸収されない。
そして、カラダを守るために栄養が足りなくなる現象があるようです。
現代の暮らしには有害物質がいろいろあります。
食品添加物、遺伝子組み換え食品、砂糖、人工甘味料、トランス脂肪酸、電磁波、放射能、大気汚染、農薬、輸入作物のポストハーベスト等など。
これらのストレスから身体を守るためには、たくさんの栄養が必要になります。
酵素の働きに影響する良質たんぱく質、ビタミン、ミネラルが重要です。
特に、脳はたくさんの栄養を使いますので、必要な栄養を環境ストレスに使われて不足すると、自律神経にも大きく影響します。
新型栄養失調にならないためには、栄養をバランスよく摂ることが望まれます。
日本食の理想型は、「1975年型」の食生活なのだそうです。
大豆、野菜、魚介・キノコ・海藻・フルーツなどいろいろな食品を少しずつ、
「生・煮る・蒸す」の調理で脂肪の摂り過ぎに注意し、
一汁三菜を基本に、だしを使って薄味調味するのが理想です。
子どもたちは、日本食でも洋風のアレンジが必要かも知れませんが、ポイントはたんぱく質は植物性と動物性を1対1のバランスで摂ること。
脂肪を含め、摂りすぎには注意で、あくまでもバランスよく。
食べるものの質が大切で、砂糖や異性化糖(ブドウ糖果糖液糖)、人工甘味料には要注意です。
カルシウムやビタミンB1類が不足し、様々な体調不調の症状があらわれます。
カラダは、食べるものでつくられていますので、「何を食べるのか」の自己選択で変わって行きます。
食への興味は「何をどう食べるか」を基本にすると、"カラダのために"が自分のためになるはずです。
そして、大人が養う子どもたちには、"子どもの未来のために"健全な食環境をつくってあげたいものです。
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