「環境にも身体にも“いいもの”を選びたい」
つくる人がいて、使う人がいる。
生きる環境には「生産」と「消費」で成り立つものがあって、そこには「つくる責任、つかう責任」があります。
SDGs(持続可能な開発目標)のひとつ「12 つくる責任 つかう責任」。
先日、日本消費者連盟のオンライン講演会で「気をつけたいくらしの中の農薬」をお聴きしました。
作物の生産で、病害虫防除に使われるのを農薬と言いますが、暮らしの中にも薬剤(農薬と同じ成分)がたくさんあるのです。
農薬などの有害化学物質は、まず、使う人の健康害が気になります。
肺から吸収される有害化学物質には、殺虫剤・防虫剤・除草剤・トイレ防臭剤・防水スプレー・アスベスト・ラドン(放射能)。
口からの摂取は、残留農薬・フッ素(歯磨き)・洗口剤(抗菌剤)。
皮膚からの摂取は、抗菌剤・塩ビ可塑剤・界面活性剤など(化粧品)・虫よけスプレー。
古い建物で石綿が使われ、アスベストによる健康害が大きな問題になったのは、かなり昔に感じますが、アスベストは胸膜や腹膜に入って無くならならず、「中皮腫」になるため、"静かな時限爆弾"と言われていいるそうです。
1970年頃、発がん性が明らかになり、欧米では使用禁止になった石綿ですが、日本は使い続け、2012年にようやく全廃になっています。
食品添加物同様に、日本の規制は甘く、有害物質を使い続ける傾向にあります。
つくる企業を守ってきた悪影響は、消費する人の健康害に反映されます。
能登地震で倒壊した古い家の片づけなどは、アスベストを吸い込まない注意をしているのか気掛かりです。
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