「海の幸でつながる県民の想い出」
地元で焼ちくわを買おうとすると、売れ筋商品として並んでいるのが「ビタミンちくわ」。
能登地震で大きな被害に遭った七尾市に本社のある株式会社スギヨ食品の商品です。
７割が長野県で販売されているそうで、本当になじみ深いちくわなのです。
ホームページには、
「これからも能登とともに
能登・七尾とともに歩む。
それは、スギヨがスギヨであるための揺るぎない信念。
私たちは能登に生まれて能登に育ち、能登とともに歩み続けます。」
海のない長野県では、日本海から届く塩イカや煮イカ、ます寿司などが昔からの食文化にありました。
白身魚を加工したちくわも、手頃なタンパク源として、信州の食卓に欠かせない栄養源だったのは言うまでもありません。
学校給食でも、青のりの入った衣で一本丸ごと揚げた天ぷらが定番になっていた懐かしい記憶があります。
おでん、煮物、揚げ物、鍋物……、ちくわは地味ながら、魚の練りものの王道です。
生産拠点の甚大な被害に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い再建と製造再開をお祈り申し上げます。
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