「初めて食べる、小さな小さな蜜入りふじりんご」

 

今年のリンゴは、小ぶりです。

春の凍霜害、夏の猛暑(熱波)、秋の高温……と、過酷な環境がリンゴの生育を阻害しました。

 

東信、北信、中信と、長野県のどの地域の直売所でも、小さな玉の袋詰めが並んでいます。

そして、贈答用の信州リンゴの高級品も品薄で、お歳暮用の受付も苦慮しているようです。

 

 

先日、買ってきた小さなふじりんごも、食べきりサイズで、毎日1玉ずつ食べています。

可愛いふじリンゴは、切るのも剝くのも、いつもと違う感覚です。

蜜の占める部分は、妙に多くて、その味は間違いなくふじりんご……。

おままごとみたいで、可笑しささえ感じてしまいます。

 

一年に一度の実りがこれでは、収益にも大きく影響しているでしょう。

今年だけで済めば、気持ちの切り替えをして来年に埋め合わせを期待しますが、

異常気象が通常気象になるとしたら、栽培の危機になってきます。

 

米や果樹は、実りに影響し、

野菜は、病虫害が増えている現況です。

数年前から、「つくりたい作物がつくれなくなる」という予感がありましたが、現実化してきたのを感じます。

 

干ばつなどのストレス、ダメージに強い作物にする、まず最初の対策は、根張りを良くすること。

その条件づくりを、まず考えることです。

そして、品種の改良。

今までも取り組まれていますが、サバンナの植物の9割がC4植物であるように、自ら気孔を閉じて水分の蒸散を調節する機能が高まる作物の変化が求められてきます。(時間が掛かりますが……)

今年は、寒冷遮の使用と使用法が生育に大きく影響した事例も多く、栽培技術の工夫は、今できる対策です。

 

 

 

****************************

 

 ブログ春夏秋冬いつもそよ風

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

 おにぎりわが家の食育 お家でつくろう!食べよう

いちご 
地産地消と特産品を訪ねて     

 

ナイフとフォーク素材を知って食べる かんたんクッキング