「5作目の収穫調査……これでひと括り」

 

秋作セルリー(セロリ)の収穫は、露地栽培からハウス栽培に移っています。

今年は、「セルリー穴あき」と「セルリー疫病」というふたつの病害対策に取り組んでいるため、収穫調査が続いています。

 

この秋作で5作目の調査になる「セルリー穴あき」対策は、調査対象にした8棟目を日曜日に収穫し、ひと括りしました。

あとは、残り10棟の終盤を視て、全体を総括します。

この病害は土壌病害ではないため、健苗を定植し、適切な肥培管理をすることで、発病が少なくなることは確かです。

窒素肥料の低減が鍵ですので、まずは弊社の育苗用資材で健苗(抵抗性誘導をした苗)を育て、減肥をしても健全に育つベースづくりをします。

 

「セルリー穴あき」は、代謝が健全に行われず、株元で浸潤が起こり、酷くなると大きく腐って穴が開く現象。

土壌消毒後のアンモニア性窒素、施肥する肥料の種類、酵素などの影響に思いを巡らし、検討材料として今後アンテナを高くします。

 

 

熱波という言葉を耳にした今年の猛暑は、実りの秋の収穫時に様々な姿を残しています。

一等米を大きく減らした「乳白米」もその姿……。

 

収穫に添ってセルリーを観察していると、奇形のセルリーの出現を知らせてくださいました。

あらら、本当におかしな姿……。(下写真)

主茎になるはずの中心の茎が、伸びていません。

最初の節間で、太い茎にならずにチョンと付いているだけのへんてこりん。

高温の障害は、作物の代謝を崩して、いろいろなカタチであらわれるようです。

 

この病害の取り組みは、結果として「セルリー萎黄病」「セルリー軟腐病」の軽減の確認にもなりました。

取り組み初回の各棟の欠株の写真を見ると、セルリー定番の病害が0.0000●%?になった確認が、大きな成果でした。

 

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