「時を超えて、使い込んだ愛着のディズニー」
コロナ禍で日常に鎮座したのが、zoomによるコミュ二ティ。
オンライン会議や講演会、学習会などの機会が急速に増え、費用と時間の効率化で本当に便利になりました。
アーカイブや、NHKプラスなどで視聴をし直すこともでき、メモをとって頭の整理をしています。
時間を費すからには、自分のこれからに生かさないと勿体ないですものね。
漢字を忘れないためにも、メモをとって書くことを重視していますが、朧気に思い出す漢字は書き直しが多く、シャープペンシルと消しゴムが大活躍です。
いつも身近にあって毎日使う消しゴムは、ドナルドダックの目を残した年代物。
息子が小学生の時に使っていたお下がりです。
減りに減って、目とくちばしの片鱗だけになっていますが、ドナルドダックのそれに愛着を感じてしまいます。
今月は、NHKプラスで「100分で名著『アリストテレス』」を視聴し、4回に分けて「二コマコス倫理学」を学びました。
「人間は、どういう人柄を身につければ幸福になれるか」
人柄の善さは、友愛を生み、友愛があれば正義という法を必要としなくなる。
などと聴きながら、次に、
他者の善を悲しむのが「嫉妬」……という意外な考え方を投げかけられました。
そういう考え方があったのですね。
嫉妬、という漢字が浮かばず、書き間違え、また消しゴムが必要になりました。
嫉妬という言葉が遠いものとなっていて、偏は分かっていてもすんなり書けないのです。
偏と旁を良く見ると、簡単に書ける字なのに……、普段、書くことがないので“読めても書けない字”のひとつになっていました。
こうして、学び直しをしていると、「他者の幸福を願うことが、自らの幸福になること」を倫理や道徳で学ぶ大切さを感じます。
戦うことが人類の歴史の中で、繰り返されています。
「戦争」という漢字を書けなくなるほど、戦い争うことが人類から遠ざかればいいのに……。
こんな小さな消しゴムでも、想いが残っていると、愛着が湧くものです。
大切なモノを護るために戦うことがありますが、
それぞれが何を守っているのか、俯瞰で考え、
戦うことで、大切なものも含めた全てのモノを無くすことに気づいてほしいと思います。
少しずつ体を減らして、親子二代の学びにつきあってきたドナルドダックの消しゴム。
山あり谷あり、長~い年月の日常はいろいろなことがありましたが、家族の幸福を願いながら、その存在に心癒されます。
鉛筆と、消しゴム。
間違ったら消して、また書く。
こんなシンプルな関係が学びの原点にあり、いつでも修正できることを伝えています。
幼くなくても、成長期でなくても、学びにはいつも若輩者……。
アンテナを高く伸ばして進む方向をキャッチし、フットワークを軽く柔軟に対応できることを目指して"生ききる"頃には、消しゴムもその役目を全うしていることでしょう。
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