「意外な健康効果で、見直しています」
作物の病害対策に取り組んでいると、栽培を総合的に考える必要を現場で体感します。
肥料の施用量、作物の品種、育苗、農薬、土づくり……、すべてが病害の発生に関連し、影響し合います。
雑草は、作物の生育に影響し、害虫の棲みかにもなります。
根に水分を貯え、乾燥から守る役割を果たすこともあります。
今年は雑草の存在に関わることが多く、販売分野を越えて、土壌消毒や農薬を学び直しているところです。
自家菜園の通路脇にコマツナを播き、しばらく経つと、肝心なコマツナの芽は数えるほど出ただけで、いろいろな雑草が生えてきました。
ゴウシュウアリタソウ、メヒシバ、ハキタメギクなどがある中で、一番多いのが「スベリヒユ」。
スベリヒユは、乾燥を好む雑草なので、今年はとても元気です。
大きくなったものは、黄色い花が咲き、雑草というのは申し訳ないようなその姿……。
スベリヒユは、食べられる雑草で、山形県では食材として販売されているとか。
ブログをはじめた年に記事に書き、ビタミン、ミネラルなどの栄養価や、薬効に触れました。
その後、脂肪の研究が進み、オメガ3やオメガ6の存在が広く情報提供されるようになりました。
スベリヒユに含まれるオメガ3のリノレン酸(ALA)も注目で、ホウレンソウの5~7倍と紹介して通販で販売されています。
オメガ3の脂肪酸は、通常、魚などのEPAやDHAとして含まれますが、スベリヒユは植物なのに珍しくEPAが含まれるそうです。
雑草なのに……、見直してしまいます。
乾して、保存食にしておきましょうか。
キレイなのが見つかったら……ですね。
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