「畑から病害を無くすために……」
この一週間に一区切り……。
何とも慌ただしい毎日でした。
日常の資材の出荷がある中で、火曜・金曜・今日は、安曇野市と松本市への出張でした。
初日はまず、この地域の生産者様を数軒訪ね、あとの2日はセルリーの収穫に合わせて、調査を行いました。
収穫は早朝4時半からで、2時半起きのハードな暮らし。
この調査は「セルリー穴あき(仮称)」の対策試験で、防除策の仮説を立てて試験を重ねた3年目の春作です。
「減肥」と「育苗用資材」の組み合わせで、発症を軽減できる実証を重ねています。
高品質の栽培をするために「各ステージで何をすればよいか」を生産者様と一緒に分析しながら、"伸びしろ"の確認作業をしています。
2日に分けた2棟の調査から、秋作の施肥設計(減肥栽培)をしていただきます。
減肥し過ぎて生育が心配になる部分は、今回、圃場用資材を重ねた試験区の生育の良さが"保険"になります。
追肥の量は、この病害対策の肝になりそうですが……。
あと11棟の収穫を終えると、全体を総括できますので、一区切りです。
穴あきの中には、芯がなくて中が空洞になっているものがあります。(上写真)
穴あきの株は維管束が妙に茶色っぽくなっているのも特徴です。
もう一つの地域に、フィトフトラ菌による病害の様子を視によると、まだ発病は防げていました。
昨年、激発生したそうで、晩秋に相談をいただき、春作で取り組んでいます。
秋作を予定する圃場も先日見せていただき、今日は前作であるハクサイの収穫を終えていました。
取りあえず、ひと息……。
明日からは、違う地域の違う作物の病害に向き合います。
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