「食品の国際規格と、日本の食の安全」

 

一昨日の「食料・農業・農村基本法改正」に関するオンライン会議の視聴に続き、昨夜は食に関するオインライン会議にリモート参加しました。

食の安全を語る時、登場する「コーデックス」の存在…。

食品の国際規格を「コーデックス規格」とし、それはコーデックス委員会によって策定されています。

今年、コーデックス委員会60周年を迎えるそうで、今回のテーマは「コーデックス委員会はどう変わるかー"持続可能なグローバルフードシステム実現に向けて"」でした。

 

コーデックス委員会は、FAO(国連食糧農業機関)と、WHO(世界保健機関)を親機関とする国際政府機関組織とのこと。

今までは、食の安全についてコーデックス規格に触れる程度で、食品添加物がとんでもなく多く使われている日本においては、その存在があまり機能していないものだと思っていました。

今回、興味があったのは、急速に商品化が進んでいる昆虫食のアレルゲンやパラサイトをどう捉えているかでした。

新たな食料源と生産システムとして、細胞培養食品(肉・水産物)、発酵由来食品成分、プラントベースタンパク質代謝物、海藻、昆虫、3Dプリント食品、微細藻類がありますが、これらは「NFPS」として小委員会でこれから通り組むそうです。

こうした食品を食品添加物でおいしくするのが得意な日本ですので、その点でもとても気になる存在です。

新たな食料源には、関連部会を横断的に機能させる複雑さがありそうです。

 

 

20年程前に、野菜の「硝酸イオン含量低減」に取り組み、コーデックスの基準を参考にセルリーやホウレンソウ、レタスなどの硝酸イオン含量を調査し、硝酸イオン含量低減効果を実証しました。

食の安全は、基準値との比較で判断できますが、消費者が何を"食の質"として受け入れるのかは多様です。

 

コーデックスの組織の全体像を知ることができましたが、国際組織のチカラはどのくらい発揮できるものなのでしょう。

(侵略戦争は世界に大きな影響を与え、戦争犯罪者となったあの方のこれからに国際組織はどんなことができるのでしょうか.)

各国が国際組織に参加する任務を重要なものと捉え、単なる参加ではなく、自国への活動の反映が求められます。

コーデックス委員会の役割の原点は「消費者の健康の保護と公正な貿易の推進」です。

食品メーカーの方も参加し、質問されていましたが、購買活動をする消費者が自らの健康を守る意識が重要で、さらには、情報を提供するメディアもその任務を負っています。

 

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