「負の誘因にならないように…基礎体力を」
今日の長野県コロナ感染者は、過去最多の3,599人とか。
お盆明けに感染者が増えるのは、想定通りです。
軽症がほとんどで、亡くなった方は高齢の方だけでした。
コロナ感染症の存在がない時から、基礎疾患が原因で入院していても、肺炎を併発して亡くなる高齢者が多いものでした。
私の母は、退院間際の誤嚥性肺炎で亡くなりました。
亡くなった高齢者の方々も、基礎疾患のある方のようですので、コロナ感染の誘因となり、体力が生命を維持できなくなったと考えるのが自然な気がします。
作物の病害に関わっていると、作物を弱くすることが病害発症の誘因になる状況を目にします。
①ウィルスによる病害に感染しないために苗に弱毒ウィルスを接種する対策がありますが、「苗が弱ってしまい、定植後にウドンコ病を引き起こし、弱ったことで、ウィルス病に侵される」という、本末転倒の事例。
②青枯病が発生するハウスで、作物の生育を全株調査したとき、コナジラミに襲われた株から青枯病の発病がはじまった事例。
③水路が溢れ、浸水した畝の作物から病害が広がる事例。
根腐れや、害虫の食害、干ばつ(潅水不足)など、作物がストレスやダメージを受けているときに病原菌に出合うと、罹病しやすく、重症化しています。
人間も、基礎疾患がなくて、自己免疫が強く、基礎体力があれば、コロナ感染症の感染状況が変わるものでしょう。
「コロナ感染×基礎疾患×自己免疫力低下」
できる限り基礎疾患を持たずに、自己免疫力を高め、基礎体力をつける暮らし(食、生活習慣)、思考法など、心身の健康を維持することが大切だと思っています。
作物で使われている「総合防除」の考え方は、「主因×誘因×素因」を揃えないこと。
コロナ感染症をはじめとする、人の病気にも、「総合防除」の意識を持ちたいものです。
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