娘が帝の寵愛を得られぬことで、道長夫婦にも溝ができるー大河ドラマ「光る君 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 

  今日も暑い💦です。

 

 

 

 

 

  午後からは週末のお楽しみ、大河ドラマ「光る君へ」を視聴しました。

 

  それでは、早速、印象に残ったシーンごとに振り返ってみたいと思います。

 

  まずは、、、

 

  ✨皇后定子を忘れ得ぬ一条天皇、寵愛を得られず後宮で孤立する中宮彰子✨

  

  定子が崩御して数年が経過しても、帝はなおも妻の面影を抱き続けている。

 

  既に道長の娘彰子が後宮にいるにも拘わらず、思い返すのは定子と過ごした日々ばかりだ。

 

  帝から振り向いて貰えず、彰子は今や後宮で孤立した状態になってしまった。

 

  一方、清少納言が「筆」で道長に一矢報いると決意した通り、

 

  「枕草子」は内裏で大流行している。

 

  清少納言が描く書物の中では、ありし日の定子が生き生きと躍動感を持って

 

  その魅力的な人柄が浮き彫りにされていた。

 

  帝は「枕草子」を読み返しては、かつて妻と過ごした輝ける日々を思い出すのだった。

 

  そして、彰子が帝の寵愛を得られぬことは、両親である道長と倫子の夫婦仲にも

 

  影響を及ぼす。

 

  倫子はついに帝に

 

  ー母として生命を賭けたお願いでございます。どうか中宮様の視界にお入りになる場所に

 

  帝からお行きになって下さいませ。

 

  と、あり得ないことを願い出る始末だ。

 

  一緒にいた道長は、帝の御前で顔色を変えている。

 

  ーお前は、どうかしている。

 

  妻を詰る道長に対し、倫子は断ずる。

 

  ー殿は私の気持ちをいつも理解して下さらない。

 

  🐰このシーンは緊迫感が漂っていましたが、倫子の母としての気持ちは共感できました。

 

  母が子を想う心は、なりふり構わぬものです。

 

  たとえ相手が帝であろうとも、娘婿であることに変わりは無い。

 

  大切な娘を託した婿に、倫子はある意味、活を入れたような気がしました。

 

  しかし、肝心の婿である帝は

 

  ーそのようなことに生命を賭ける必要はない。最初は朕も中宮の前で笛を吹いていたりした。

 

  さりながら、中宮が朕の方を見ようとしなかったのだ。

 

  と淡々と言い返すだけ。

 

  つまり、帝にしてみれば「自分の方から歩み寄ったのに、彰子がつれなくするからだ」と

 

  彰子の孤立は、彰子自身のせいだと言ったのですね。

 

  まあ、これは、どっちの言い分も間違ってはいないと思いますが、、、

 

  「枕草子」を読むことで、帝が定子のことを余計に忘れがたくなっているとしたら、

 

  清少納言の「道長への復讐」は見事に成功したといえますね。

 

 ✨娘が早くも第一反抗期? まひろ(紫式部)の母としての悩み

 

  娘の賢子も大分大きくなりました。

 

  まひろは、賢子に文字を教え、教育を施そうとするも、どうやら賢子は

 

  乗り気ではないようだ。

 

  祖父の為時は、孫娘に甘い「じぃ」になってしまった。

 

  ー私は賢子に自分で考えて人生を生きることができるようになって欲しいのです。

 

  為時にいえば、

 

  ー女が学問を身につけたところで、幸せになれるとは限らない。

 

  と言われます。

 

  ーそれは私のことですか。

 

  心外なことを言われたまひろ。

 

  父為時に授けられた学問のために、自分が不幸であったことなどなく

 

  むしろ幸せだったと今更ながらに思うのだった。

 

  この頃、まひろは藤原行成の奥方たちに和歌の指南をするようになっており、

 

  その合間に自分の書いた物語を披露して、好評を博していた。

 

  屋敷にいるときも、大抵は机に向かって「執筆」している。

 

  幼い娘は、まひろと一緒に遊びたいのだが、

 

  ーまた後でね。

 

  と、まひろは娘の方を振り向きもしない。

 

  そんな日々の不満が高じたのか、幼い賢子がまひろの書きかけの物語

 

  に火を付けて燃やしてしまった。

 

  まひろは激怒する。

 

  泣きじゃくる賢子を為時がなだめ、謝罪させるのだが、

 

  まひろは憤懣やるかたなく、気持ちの持って行き場がない。

 

 🐰これは、まひろの気持ちも、賢子の気持ちもよく判る。

 

  丁度、このシーンが流れている時、大学一年の末っ子も同じ部屋にいたんですね。

 

  で、まひろが執筆している時、幼い娘が一緒に遊ぼうとせがむのに対し

 

  ーごめんね、また後でね。

 

  と、まひろが言うシーンを見て、娘がひとこと。

 

  ーそういえば、あたしたちも似たようなことがあったよね。どこかで見たようなシーン。

 

  あたしが小さい時、ママがパソコンに向かっていて、遊ぼうって言ったら

 

  「うるさい、今は忙しいから、また後で」って。

 

  あのときは淋しかったな~。

 

  さりげなく、嫌みを言われた?

 

  もちろん、紫式部と私では、格が違いすぎます💦

 

  このエピソードを出したのは、何も自分が小説を書いているということを言いたいのではなく、

 

  割と「あるある」エピソードだったからです。

 

  今から思えば、子どもの小さいときは短いんだから、パソコンを打つ手を止めて

 

  娘の相手をしてあげれば良かったのかなと反省はしています。

 

  が、「執筆」は、意外に「流れ」というものがあって、

 

  途中で止まると、その「流れ」が中断されてしまって、あまり良くない結果になる

 

  こともあるのです。

 

  だから、まひろの気持ちも判るし、幼い賢子の気持ちも判るなぁ。

 

  あ、ここは私の気持ちなんて、どうでも良いですよね💦

 

  ✨彰子の運命道長とまひろの再会が中宮をも変える?

  

  定子の忘れ形見敦康親王を引き取って育てていても、相変わらず

 

  パッとしない彰子。

 

  妻倫子に言われるまでもなく、道長も悩んでいる。

 

  悩みがあるときは、陰陽師安倍清明の元を訪れる。

 

  そこで、道長は意外なことを言われる。

 

  ーあなた様の闇はいずれ晴れます。もし、その闇を払いたければ、今

 

  心に浮かんでいる者にお逢いなさると良い。

 

  それがズバリ、まひろだったのでしょうか。

 

  更に道長は行成たちとの飲み会? でも意外な情報を得る。

 

  ー妻が主催している和歌の講習で、面白き物語を書くおなごがいるそうな。

 

   それが、まひろだったというわけだ。

 

   清明の予言によれば、どうやら、まひろこそが道長の闇を払い、行く手を照らす光

 

  となってくれるらしい。

 

   まひろが「紫式部」として内裏に出仕するまで、あと少しとなった。

 

  🐰 「光る君へ」を見ていると、「史実」と「史実」の合間に「フィクション」を

 

   織り込んで、「歴史」を形作っているのがよく判る。

 

   大変興味深い。

 

   これから、どんな「歴史」絵巻を見られるのか、興味は尽きない。