【尊敬する隣人が亡くなられました】ー30年前、その方から受けた無償の優しさと心温まる想い出 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

なつかしの写真

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する

 

皆様、こんにちは。

 

 今日の当地は昨日とは一転して、曇り空、気温も低めです。

 

 私はまたニットを着る羽目になりました💦

 

 さて、今日はちょっと哀しいお話になります。

 

 でも、哀しいだけじゃなく、とても懐かしく心温まる記憶でもあります。

 

 良かったら、聞いてくださいね。

 

 とある檀家様が亡くなられました。

 

 長年にわたって、寺総代を務めてくださり、また町内会の役員なども

 

 精力的にこなされてきた方です。

 

 個人的にもラビ村家とは浅からぬお付き合いがあり、

 

 私自身、まだ、子供の頃から

 

 ーおじちゃん。

 

 と呼んで親しくさせて戴いていました。

 

 そんな大恩ある方が突然、亡くなられたと聞いたのは2日前のことでした。

 

 本当に突然のことで、いまだにまだ信じられない想いです。

 

 個人情報にもかかわりますので、亡くなられた経緯などには触れません。

 

 今日、お話ししたいのは、その方の想い出です。

 

 私がまだ二十代の頃の話です。

 

 ある日、お寺に来客がありました。

 

 私はその対応の直前、台所にいてオーブンでパンを焼いていました。

 

 10分もかけていなかったと思うのですが、、、

 

 お客様がお話好きな老婦人ということで、かなりの長い時間を要しました。

 

 パンのことが気になりましたが、10分程度でしたので、

 

 まあ多少焦げているかなとしか考えていませんでした。

 

 ところが(゚Д゚)

 

 やっとお客様が帰られ、台所に戻るとー。

 

 (゚◇゚)ガーン 何と、オーブンの熱のせいで、そのすぐ側の窓ガラスが

 

 無残に割れていたのです。

 

 かなりのショックでした(>_<)

 

 いやもう、どうしたら良いのかと途方に暮れました。

 

 万の悪いことに、その日は週末で、業者もお休みです。

 

 困っていたところ、たまたま、その今日、亡くなられた「おじ様」が

 

 何か町内会の用事で来られたのです。

 

 で、私が窓ガラスのことを話しますと、おじ様は

 

 気軽に裏へ回って、様子を確認してくれました。

 

 更に、あちこちへ電話をかけて、どこからか同じ窓ガラスを調達してこられ

 

 ご自分で直して下さったのです。

 

 一部が粉々に割れた窓ガラスを外して、また新しいのを入れ替える作業です、

 

 危険も伴いますし、手間もかかります。

 

 何時間もかかりましたが、おじ様は嫌な顔一つせず、きちんと元通りに

 

 修理して下さったのです。

 

 本当に、ありがたいことでした。

 

 突然のご不幸をお聞きした時、私は真っ先 、あのときの出来事を思い出しました。

 

 当時、私はバツイチで母と二人、お寺を維持していました。

 

 女手ばかりで何かと大変だっただけに、何の見返りもないにもかかわらず

 

 割れた窓ガラスを修理して下さった優しさに対して

 

 余計にありがたさが身に染みました。

 

 今からだともう30年以上も前の出来事になります。

 

 つい先日も、お元気な姿をお見かけしたばかりでしたから、

 

 こうして想い出話をしていても、

 

 ーらび子さん。

 

 と、お寺の玄関から入ってこられるような気がしてならず

 

 お亡くなりになったことが信じられません。

 

 長らく寺のために尽力して下さり、本当にありがとうございました。

 

 また、子供時代から可愛がって戴いたご恩も忘れません。

 

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

                           合 掌