皆様、こんにちは。
昨日とは打って変わって、爽やかな初夏日和となりました。
ただ、風はまだ少し冷たいかな。
さて、この手の話は昨今、よく話題にされていますが、、、
皆様は、どのように思われますか?
女子大生の娘が講義を欠席し、後日、教授に教材プリントを貰うために
メールを送りました。
ー○○させていただきます。
という表現を使ったら、教授が
ーこの文章は適切ではない。昨今、皆が「○○させていただく」という言葉を使いたがるが、
これは二重敬語となり、文法上の間違いである。過度に謙譲語を使いすぎると、かえって相手
に不快感を与える私は考えています。
と、言われたそうです、、、
確かにね、これは、まったくもって教授が正しい。
このはなはだしい例が有名人、芸能人の結婚記者会見
ーこの度、私たちは入籍させていただくことになりました。
いや、どうぞ、ご勝手にと言いたくなる、この表現。
報告なんてしなくても良いから。
別に皇室の方ではあるまいに、なんで、いちいちこんな言い方をするんだろう?
と、これは無名人の余計な感想かもしれませんが、入籍というのは本来はごく個人的なこと
であり、これを「させて頂く」という風に使うのは大きな間違い。
ですが、今日日は、さほど知名度の高くないタレントでも、
使いたがる「入籍させていただきました」。
なので、教授の指摘は私も共感はできました。
でもね、、、
幾ら中高年が頑張って
ーこれは本来、誤りだ、間違った日本語の使い方だ~。
と、訴えてみても、哀しいかな、これが今の日本の主流となりつつあります。
言葉の使い方とか定義は、一見固定されているようでありますが、
実は、流動的なんじゃないかなと私は思うわけです。
昔は「こうだった」という意味の言葉が時代の経過とともに
変わっていって、いつしか、本来の意味とは真逆の意味になってしまうー
ということも珍しい話ではありませんよね。
何か適当な例があれば判りやすいかと思いますが、
ちょっと思い浮かばない。
だから、、、
娘の言葉の使い方は確かに間違っちゃいるんだけど、
教授もあんまり、学生が寄越したメールの言葉尻を一つ一つチェックするのも
どうかな、、、と思います。
それは確かに、学生が明らかに教授に対して失礼な言葉遣いをしていたら
それは、はっきり抗議しても良いと思うんですけども。
今日日、いくら「入籍させていただきます」は間違った使い方ですよ、と
叫んでも、そんなことを言う方がかえって白い目で見られます。
まあ、こんな先生が大学にいるんだなーと
私は愕きました。
箸の上げ下げを細かくチェックするオバさん? みたい。
まあ、ここだけの話ですけどね。