全巻視聴完了☆【二人の愛は永遠に】映像美が印象に残っ☆歴史ファンタジーをキム・ユジョンが熱演☆ | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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活躍してると思う子役出身者

 

ホン・チョンギ DVD-BOX2 [DVD]

著者 :

TCエンタテインメント

発売日 : 2023-12-06

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良かった。

今、最終巻まで通して観て、改めて初巻から完結までを振り返ってみる。
まずは映像がとてもキレイだった。ハ・ラムとチョンギの再会後、川辺のファーストキス、それから最終話の幼い頃を彷彿とさせる桃園でのシーン。とにかく映像美が印象に残るドラマだったと思う。
また、流石に子役からの実力派だけあり、主演女優のキム・ユジョンの活躍ぶりは凄かった。特に彼女の「泣くシーン」はとりわけ印象に残っている。圧巻だったのは、二人きりで深山の川の畔で彼女がハ・ラムの肖像画を描いていた時、亮明大君がハ・ラムを捕らえにきたときと、最終話の彼女が魔王によって再び失明させられたときだ。
彼女は本当に哀しげに泣いており、演技だとは到底信じられない真に迫っていた。観ている私まで、一緒に貰い泣きしそうになった。あるときはコミカルに、あるときはシリアスに、シーンごとにドラマごとに幾つもの顔を使い分け「別人」になれる。子役からだから芸歴は長いとはいえ、まだまだ若い。本当に先の楽しみな女優さんだと思った。

ドラマそのものについては、設定、ストーリー展開、何点か首を傾げるところもあるにはあった。しかし、この作品は元々、壮大なファンタジーであるから、多少の(史実からの)逸脱・脚色は気にする方がおかしいのかもしれない。
ラストの「エピローグ」は、無事にチョンギが描き上げた霊妙な御容に魔王を封印して、二人が都を去ってからを描く。主役だけでなく、彼らに関わりの深い人物たちの「その後」も描かれる。
ラストは同じ日に生まれたハ・ラムとチョンギの誕生日に亮明大君がプレゼントを携え訪問する。ハ・ラムとチョンギは夫婦になっており、一子も生まれている。これは今までのなりゆきから当然かなと思った。祝福ムードに包まれている中、都から突然の使者が来て、今は世子となった大君に、兄の朱香大君がついに謀反を起こしたと知らせ、大君が二人には都が大変なことになっていると告げずに去る。
ー今まで苦労した分、幸せでいてくれ。
心で告げる大君は、恐らく、まだチョンギへの恋情を抱いているのだろう。
まさに、見守る男をコンミョンが見事に演じきった。
それにしても、懲りないのは朱香大君だ。「五年」もの間、牢に閉じ込められていたのに、いまだ復讐と王位を夢見る野望を忘れていないとは。
が、この「五年」という月日が少し不自然にも思える。
朱香大君は五年も過酷な牢暮らしでも、少しもやつれてもいないし、変わりない。
更に、兄弟の大君が王位を争って一騎打ちのシーンでドラマは突然終わる。
ハ・ラムの星見では、正義の亮明大君の勝利を暗示しているが、はっきりと結果は出ないままだ。
余韻があるといえば良いのだろうけれど、私的には、何故、このシーンで終わるのかも理解に苦しむ。
やはり、ラストはチョンギとハ・ラムで終わった方がまとまりが良かったのではないか。

色々と書いたが、全巻楽しく視聴できた。ハ・ラムとチョンギに生まれながらに課せられた切なくも残酷な運命、二人が運命にも屈せず、乗り越えて求め合う姿には心を打つものがあった。また、「魔王」を肖像画に封印するーという設定は斬新で興味深い。

 

 

 

 

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