韓流時代劇【ホンチョンギ】小説風・ハ・ラムの真実が明らかに。チョンギは海辺でセカンドプロポーズを | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 

  昨日、今日と寒さが厳しいですね~⛄

 

  さて、昨夜は韓流時代劇「ホンチョンギ」を視聴したので、感想を少しお話しさせて

 

  頂こうかと思います。

 

  

 

 

 

  早速、印象に残ったシーンごとに見てゆきますね。

 

  まずは

 

  

 

 父との哀しい別離

 

 

  ここは涙なしには見られないシーンでした。

 

  父を人質に取られたチョンギは、それを餌に、まんまと朱香大君におびき寄せられる。

 

  囚われたチョンギは父と共に大君の前に引き据えられ、ご馳走をふるまわれた。

 

  しかし、チョンギは大君の怖ろしい素顔と企みを知っている。

 

  できることなら、大君も手荒なことはせず、チョンギを手なずけてしまいたいのだろう。

 

  警戒心を漲らせるチョンギの傍らで、父は早くもご馳走をパクついている。

 

  チョンギは自分を面白そうに見下ろす大君を睨みつけた。

 

  けれども、チョンギは所詮、父を質に取られた身だ。

 

  大君に抗えるすべもなかった。

 

  最初は反発していたチョンギも、大君の側近が父の首筋に白刃を当てるのを見て

 

  ついに陥落した。

 

  ーお願いです、父を殺さないで下さい。

 

  チョンギはまず父を解放してくれたら、御容を描くと大君に取引を持ちかけたのだけれど、

 

  大君が頷くはずもない。

 

  ー生意気にも、私と取引をしようというのか。

 

  結局、チョンギは父を囚われたまま、大君の言いなりに御容を描くことになった。

 

  父とは引き離され、閉じ込められた小屋には、画材一式が用意されていた。

 

  ここで御容を描けということなのだ。

 

  チョンギが茫然としていると、小屋の外がにわかに騒がしくなった。

 

  ーこの上、何が起こったというの?

 

  怯えるチョンギの耳に聞こえてきたのは、懐かしい大好きな男間声だ。

 

  ーホンさん、無事ですか?

 

  待つ間も無く小屋の扉が破り開けられ、チョンギは恋しいハ・ラムと再会することができた。

 

  彼の手下が救出した父と共に、チョンギはハ・ラムに連れられ大君の屋敷から脱出を試みる。

 

  ー大君は今、王宮に行っていて留守です。その隙に、逃げましょう。

 

  ハ・ラムが囁き、三人は急いで大君の屋敷を出ようとしたその時。

 

  一番聞きたくない声を聞くことになってしまった。

 

  大君はわざと留守を装い、ハ・ラムがチョンギを救い出しにくるのを待ち受けていたのだ。

 

  まったく悪知恵ばかりが働く男である。

 

  ー旦那さま、ここは私に任せて今はお逃げ下さい。

 

  側近がハ・ラムに進言し、一行はどさくさに紛れて屋敷を逃れようとするも、

 

  天はどこまでも無情であった。

 

  大君がはるか高みから矢を射かけたのだ。

 

  その矢はチョンギの父の背中を深々と貫いた。

 

  ーお父さんっ。

 

  顔色を変え、父に縋り付くチョンギ。ハ・ラムも予期せぬ展開に動揺を隠せない。

 

  が、側近が生命に代えても逃してくれようとしたその忠義心を無駄にはできない。

 

  狼狽えるチョンギを励まし、傷ついた父を連れて大君の屋敷をついに脱出した。

 

  だが、、、

 

  チョンギの父は、一命を取り留めることはできなかった。

 

  人気の無い場所まで逃れてきたところで、父はついに息を引き取ってしまう。

 

  号泣するチョンギを、ハ・ラムはやるせない想い出で見つめるしかなかった。

 

  ーホンさん。ホン画師の仇は私が必ず討ちます。

 

  彼は心の中で固く誓った。

 

 

 

 国王から明かされた衝撃の「真実」

 

  朱香大君に対抗するすべをハ・ラムが探っていた頃、彼を訪ねてきた者がいた。

 

  正確には「日月星」としての彼だ。

 

  日月星堂の手紙箱に手紙が入っていたのだ。

 

  彼はその手紙に示された場所に赴くが、何と待ち受けていたのは国王だった。

 

  しかし、王は今も病臥して、意識不明の危険な状態が続いているはず。

 

  彼は信じられない想いで、国王の声を聞いていた。

 

  ここで、驚愕の真実が明かされる。

 

  ー殿下は、私が日月星であるのをご存じだったのですか。

 

  茫然とする彼に、王は穏やかな声音で告げた。

 

  先王が彼の父を殺害しようとしたことを知り止めたが、止められず悲劇が起きたこと。

 

  更にー。

 

  彼の父を殺したのは、義禁府の都事ではなく、他ならぬハ・ラム自身だと王は言う。

 

  ーそんなはずはありません。殿下は偽りを仰せなのです。

 

  彼は夢中で否定する。だが、王は淡々と続けた。

 

  ー幼かったそなたに真実を告げるのはあまりに残酷すぎると思い、今まで話さなかった。

 

  王いわく、彼の中に宿った「魔王」が暴走し、父を殺めたというのだ。

 

  その後、王は幼い彼を先王の反対を押し切り、宮中に引き取ったのだという。

 

  ーそんな。私には、父を殺した記憶なんて無いのに。

 

  彼の受けたショックはこれ以上ないほど、大きかった。まるで脳天を鈍器で力一杯

 

  殴りつけられたかのようだ。

 

  彼は父を心から尊敬していた。その父を寄りにも寄って自分が殺したなど信じられない。

 

  いや、信じたくなかった。

 

  が、王の真摯な口調は、到底、偽りを口にしているようには聞こえない。

 

  また、同席した亮明大君までもがそのことで彼に心から謝罪したからには、

 

  彼はもう信じないわけにはゆかなくなった。

 

  父を殺したのは国王でも都事でもなく、この自分だったー。

 

  うなだれ、その場にくずおれて泣く彼を国王は優しく助け起こした。

 

  ーそなたの父とそなたには済まないことをしたと思っている。

 

  彼が長らく恨み続け、復讐を誓ってきた人たちは無実でしかなかった。

 

  一体、自分はこの年月、何のために生きてきたのだろうか。

 

  彼は空しくならなかった。

 

 

 

 海辺でのセカンド・プロポーズ

 

 

  自分は「父殺し」の大罪を犯した身であったー。

 

  打ちひしがれるハ・ラムと同様、チョンギもまた自分を責め続けていた。

 

  朱香大君は父を殺しただけでは飽き足らず、画団の団主初め、チョンギの大切な仲間を

 

  捕らえて罪人として処刑しようとする。

 

  それもすべては、チョンギをあぶり出すためだ。

 

  「魔王おろし」を何としてでも成功させたい大君に、チョンギの描いた御容は必要である。

 

  ーホン・チョンギが模作画工として活動していたのは、すべて画団の責任だ。

 

  罪をでっち上げて団員たちを処刑しようとする。

 

  情に厚いホンギが彼らを見捨てられずに駆けつけるのは判りきっていた。

 

  果たして、それを知ったチョンギは隠れ家から彼らの許に駆けつけようとする。

 

  ーホンさん、行ってはならない、これは罠だ。

 

  チョンギは言う。

 

  ー父も私のせいで死にました。私は自分さえ生命を捨てる覚悟で御容を描けば良いと思っていたのに、

 

  私のせいで今度は仲間までが危険にさらされています。私は知らん顔はできません。

 

  止めるハ・ラムを振り切り、チョンギは飛び出していった。

 

  処刑が行われるすんでのことで、チョンギは間に合った。

 

  ーそなたなら、きっと来ると思ったぞ。

 

  してやったりとほくそ笑む大君だったが、やがてそこに国王が現れた。

 

  父王は王宮で意識不明だったはず、、、

 

  茫然とする大君に、国王は威厳ある態度で叱りつけた。

 

  ーこんなところで何をしておる。

 

  王の一声で囚われていた仲間たちは解き放たれ、大君は拘束され王宮へと連行された。

 

  仲間たちを救うことはできたけれど、亡くなった父は戻らない。

 

  チョンギはなおも傷心だった。

 

  と、ハ・ラムが提案する。

 

  ー私が父を弔った場所があります。そこで父御を見送りましょう。

 

  彼はホンギを静かな海辺へと連れていった。

 

  白い岩を波が洗う、心落ち着く場所である。

 

 ーハ氏は水を司る一族だから、代々、ここで弔いをしてきたのでしょうね。

 

  穏やかな声で話すハ・ラム。

 

  チョンギは彼に促され、骨壺から父の遺灰を手のひらで掬い、海に向かい撒いた。

 

  今は信じられないほど小さくなった父、父の遺灰が

 

  海風にさらわれ、風に乗って運ばれてゆく。

 

  この海の彼方に浄土があるなら、どうか父の魂を楽土に導き給え。

 

  チョンギは心から祈らずにはいられなかった。

 

 それからもなお、二人は海辺で時間を過ごした。

 

  残照が海と空を茜色に染め上げる黄昏刻、彼はチョンギに再び指輪を贈る。

 

  彼の母が持っていたという指輪は、魔王の暴走を止める神力を秘めたお守りでもある。

 

 ー雨の日も雪の日も側に居ます、私が危うくなったときは側にいて私の手を取ってください。

 

  指輪と共に贈られたのは、プロポーズともいえる言葉だ。

 

  様々な試練を乗り越えてきた二人だからこそ、互いにわかり合える部分も多い。

 

  彼は静かに打ち明けた。

 

  ー今まで私は父を殺した王たちに復讐を誓って生きてきましたが、父を殺したのは本当は私でした。

 

  ーそれは、あなたのせいではない。

 

   心から言うチョンギに、彼は優しい笑顔で応えた。

 

  ーお互いに、どうしようもないことで自分を責めるのはもう止めましょう。

 

  チョンギは父の死を、ハ・ラムは自分が犯した罪を、この時、二人は静かに受け容れて

 

  乗り越えたのかもしれない。

 

  しかしー。

 

  運命はまたも残酷な試練を二人に用意していた。

 

  彼の実家に一泊し、明日には都に戻ろうかと話していた矢先、彼がまたしても「魔王」

 

  に突き動かされ、睡眠中のチョンギを襲おうとしたのだ。

 

  既にハ・ラムの肉体は「魔王」に極限まで侵されようとしていたー。

 

  ☆☆

 

   以上、前回に続き、小説風にしてみました。

 

   ユジョンちゃんの迫真の演技は素晴らしかったです。

 

  特に囚われた画団の皆を救いに駆けつけた時、朱香大君と対峙した瞬間は威厳さえありました。

 

  ーあなたは獣か!

 

  張り上げた声の厳しかったこと。

 

  愕きました。今まで彼女の出るドラマを幾つも観ましたけど、あんなに「怒りに燃える」彼女を

 

  見たのは初めてですね。

 

  風格さえありましたし、あの可憐な見かけのどこから、あそこまで凄みのある声が出るのかと

 

  疑いました。

 

  また、最後の「浜辺のシーン」は、とても綺麗でしたね~。

 

  最初の方の川辺でファーストキスを交わすシーンと同じくらい、綺麗でした。

 

  さて、ここまでで15巻前半が終わりました。

 

  残すは後半と最終巻のみです。

 

  ハ・ラムの「秘密」も明らかになりましたし、後は無事に魔王が御容に封印され、

 

  めでたしめでたしで終わりなのかな。

 

  しかし、今までハ・ラムの味方だった組織の仲間メヒャンという女性が

 

  どうやら彼に失望し、裏切るようなので、、、

 

  あと一波乱はありそうです(゚-゚)

 

 ☆ドラマの流れとは前後逆になったり、科白や解釈も違うことがあると思います。ご容赦くださいませ☆