韓流時代劇「ホンチョンギ」小説風ー嵐の王宮、魔王を巡って陰謀と殺戮が渦巻く。愛し合う二人の行方は | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 

 今日の当地は曇り空で、少し肌寒い一日でした。

 

 でも、もう立春なんですね🌸

 

 春が本当に少しずつだけど、近づいてきている予感です。

 

 さて、昨夜は韓流時代劇「ホンチョンギ」を視聴しましたので、少し感想をば。

 

 といっても、14巻前半だけなので、目立った進展はないんですけどね💦

 

 

 

 

 

 「魔王」を取り込むことを諦めきれない朱香大君は、懲りずに再び封印式を行おうと画策

 

  亮明大君の兄朱香大君は、いまだ「魔王」を己れの内に取り込むことを諦めきれない。

 

  先の封印式では、チョンギがハ・ラムを「魔王」の呪縛から解き放つために一心に描き上げた

 

  御容が燃えてしまった。

 

  ハ・ラムの中の「魔王」が召喚されてしまったため、彼が暴走してチョンギは危うく魔王に

 

  害されるところだった。

 

  亮明大君が聖剣でハ・ラムを刺し貫き、魔王は再びハ・ラムの中に封印されたのだ。

 

  魔王が消滅したのでない限り、権力欲に取り憑かれた朱香大君が諦めるはずもなかった。

 

  果たして、彼は懲りもせず再び封印式を行い、「魔王おろし」を試みようとする。

 

  そのためには、弟の亮明大君が邪魔だ。

 

  朱香大君は目障りな弟を遠ざけるため、流刑を言い渡した。

 

  彼らの父王は朱香大君と言い争っている最中、倒れて以来、

 

  依然として深い眠りについたままである。

 

  ー父上が望まれていた封印式は失敗してしまいました。早くおめざめになって、私に道をお示しください。

 

  父想いの亮明大君は昏々と眠り続ける王の枕辺で涙するのであった。

 

  

 

 亮明大君の理解者であり味方でもあった星駐庁の国巫が神力を失ってしまった

 

  亮明大君にとって、星駐庁の国巫は数少ない味方の一人だった。

 

  しかし、事後、国巫が彼にひそかに打ち明ける。

 

  ー封印式のときの影響で、神力をなくしてしまいました。

 

  これは大君にとっては大きな痛手であり、想定外の危機であった。

 

  更に、国巫は気になることを彼に告げる。

 

  ーあの御容が燃えたのは、「何か」が足りないからだと存じます。

 

  そう、霊妙なる画工チョンギが精魂傾けて描いた御容は、文字通り、霊妙なる絵のはずであった。

 

  にも拘わらず、封印式が失敗に終わったのには、大きな理由がある。

 

  国巫は、その理由は御容に「何かが足りない」からだと言うのだ。

 

  亮明大君は愕然と呟く。

 

  ーただ霊妙なだけでは駄目だというのか。

 

  ーさようでございます。

 

  沈鬱な雰囲気が二人を包み込んだ。そこへ朱香大君が現れ、亮明大君に流刑を言い渡したのだった。

 

  だが、亮明大君は味方によって流刑地に向かう途中で救出され、都内にひそかに身を潜め、

 

  再起のときを待つことになる。

 

 

 

 父を拘束され、おびき寄せられたホンギが朱香大君に囚われる

 

 

  一方、ハ・ラムと共に混乱のるつぼと化した王宮を逃れたホンギ。

 

  彼女は、前王朝を祭る祭祀殿に、ひそかに匿われていた。

 

  もちろん、ハ・ラムも一緒だ。

 

  そして、ホンギは恋い慕っていたハ・ラムが秘密組織のリーだー「日月星」だと知る。

 

  ーあなたが日月星だったのですか?

 

  愕きも露わに訊ねるチョンギに、彼は応えた。

 

  ーそのことは忘れてください。

 

  大好きな彼を苦しめたくないホンギは、あっさりと頷く。

 

  ハ・ラムのホンギに御容を描かせたくないという気持ちは、今も変わらない。

 

  しかし、またチョンギの想いも変わらなかった。

 

  ー御容が完成しなければ、あなたは永遠に魔王に囚われたままですよ。どうなっても良いのですか?

 

  ハ・ラムは、まだチョンギにも秘密にしていることがあった。

 

  それは彼の胸の内に烈しく燃え盛る憎悪と復讐の想いだ。

 

  自分を雨乞いのための生け贄に捧げ、父の生命を無残に奪った王やそれに拘わる奴らを

 

  彼はけして許してはいなかった。

 

  そのために、秘密結社を結成し、謎の「日月星」として暗躍してきたのだ。

 

  ホンギたちが身を潜めている頃、朱香大君は元国巫のミスらと今後の策を練っていた。

 

  ー霊妙な画工を捕まえて、御容を描かせねば封印式はできない。

 

  見解は一致し、ホンギをおびき寄せる「餌」をまくことになった。

 

  彼らはあろうことか、ホンギが在籍している画団を急襲し、団主やチョンギの父を

 

  捕らえて牢に入れたのだ。

 

  更に、チョンギの父を市中引き回しにした。

 

  そうすれば、父捕縛の噂を聞きつけたチョンギがあぶり出された虫のように

 

  姿を現すと考えたからだ。

 

  それを知ったハ・ラムは側近に言い渡す。

 

  ー彼女をおびき出す罠だ、父御を助けるまでは絶対に彼女には言うな。

 

  だが、その前に、一味のメヒャンという美しい女性がチョンギにそのことを話していた。

 

  ー父御が囚われたそうですよ、このままでは、生命が危険です。

 

  メヒャンはひそかにハ・ラムを愛していたから、彼に愛されるチョンギに嫉妬していたのだ。

 

  メヒャンに知らされたチョンギは、すぐに隠れ家を飛び出していった。

 

  ーこれで邪魔モノはいなくなった。

 

  メヒャンは、まんまとチョンギを追い払うことができたのだ。

 

  父捕縛を聞きつけたハ・ラムがチョンギの様子を確かめにいった時、既にチョンギは飛び出した後

 

  だった。

 

  ーもう、遅いです。彼女は行きました。

 

  平然として言うメヒャンに、ハ・ラムが冷然と言う。

 

 ーそなたは口が軽くなったな。

 

  メヒャンも負けずに言い返した。

 

 ーあなた様こそ、軽率になられました。

 

  いつからとは言わないが、彼女は恐らく「あの小娘と知り合ってから」と付け足したかったはずだ。

 

  その頃、飛び出したチョンギは一心に父の元へ向かっていった。

 

  彼女が町中を走っていると、いつもの場所に座り込んでいる父の姿を見つけた。

 

  ーお父さん、無事だったのね。

 

  安心の吐息を洩らしたその時、黒い影がチョンギの前に立ち塞がった。

 

  息を呑むチョンギ。

 

 彼女の瞳に映ったのは、朱香大君の手先だった、、、。