韓流時代劇「泣き女」ー身分社会に立ち向かう少女をキムユジョンちゃんが熱演。良い作品でしたー動画有 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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今が気になるあの子役

 

 

 

 

 

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皆様、こんにちは。

 

 今日は一日中、どんよりとして、はっきりしないお天気でした。

 

 また気温が下がって、寒くなるのかな、、、

 

 さて、昨夜は韓流時代劇を観ました。

 

 

 

 

 ただ、タイトルも正式なものは判らないし、実のところ、内容も全てを把握しきれてはいません💦

 

 というのも、YouTubeでたまたま見つけたKドラマ? シリーズというものでした。

 

 1時間ちょっとで、私の応援しているキム・ユジョンちゃんが主演、

 

 それで眼についたんですね。

 

 字幕はあれども、すべてが英語ー笑

 

 まあ、韓国語よりは少しは判るけど、基本、判らないのと同じ。

 

 ですが、内容というか話の流れは大体掴めていると思います。

 

 朝鮮には「泣き女」という仕事があります。

 

 お葬式などで、「アイゴー」といって泣いている女の人がいますが、あれは

 

 雇われている「お仕事」で泣く女性です。

 

 ドラマは、その「泣き女」を取り上げています。

 

 ユジョンちゃんは、その「泣き女」の家系に生まれました。

 

 祖母も母も「泣き女」だった。

 

 でも、彼女は、それがいやで、運命を受け容れたくない。

 

 だから、年頃になると、母に反抗して「泣きなさい」と言われても泣かないので、

 

 怒らればかりいました。

 

 そんな時、母が病気にかかり余命幾ばくも無いと知ります。

 

 何とか医者に診せて養生をさせてあげたくて、彼女は妓生になろうと決意。

 

 妓房募集に自ら志願して出向きます。

 

 しかし、妓房のヘンスにすげなく追い返されてしまいます。

 

 一方、両班家に生まれながらも、消して幸せでない若者もいました。

 

 母親が妓生だからです、

 

 ユジョンちゃんが志願していった妓房のヘンスが彼の母でした。

 

 彼の母は幼い息子を手放し、父親の両班に託します。

 

 しかし、彼は母親が身分の低い妓生であり、庶子ということで

 

 正室からも蔑視され、虐げられています。

 

 彼は幼い頃、自分を手放した実母を恨んでいました。

 

 そんな中、異母兄だけが彼の理解者でありました。

 

 異母兄は正室の子であり、嫡子です。

 

 しかし、身体の弱い異母兄が急死してしまい、予期せず、庶子の彼が次の当主になることになりました。

 

 ですが、正室も親戚も、庶子の子は正統な跡継ぎとは見なしたくない。

 

 そんな彼らの思惑が透けて見え、彼は嫌気が差します。

 

 この若さまとユジョンちゃんに不思議な接点がありました。

 

 ユジョンちゃんが町中で妓生募集の張り紙を見ている時、若様がたまたま通りかかり

 

 ー妓生は何をする仕事か理解して、志願するというのか? 止めておけ。

 

 と諭すのですが、もちろん、彼女が聞き入れるはずもありません。

 

 更に、彼の死んだ異母兄の葬儀で呼ばれた「泣き女」がユジョンちゃんの家でした。

 

 しかし、ユジョンちゃんは、断固として「泣かない」。

 

 そのため、腹を立てた両班家の人に蔵か納屋に閉じ込められしまいます。

 

 そこに若様が現れます。

 

 「泣け」と命ずる彼に、ユジョンちゃんは抗議します。

 

 ー所詮、あなたは、そんな人だったのですか。

 

 結局、ユジョンちゃんは「泣きました」。

 

 でも、それは命じられたからではなく、「亡くなった若様」が気の毒だからだったのですね。

 

 彼女は訴えます。

 

 ー誰も心から亡くなった若様のことを悼んでいる人はいません。私はそれが気の毒です。

 

 さめざめと涙を流す彼女を見て、異母弟の若様は悟りました。

 

 やはり、自分は間違っていたと。

 

 葬儀の時、彼は自ら亡き兄の棺を担ごうとし、周囲から止められます。

 

 ー高貴な人は、そのようなことをするものではない。

 

 しかし、彼は言うのでした。

 

 ー私は兄上の死を心から悼んでいる。だからこそ、棺を担ぐんだ。

 

 もう、誰も彼を止める者はいませんでした。

 

 葬儀の後、彼は妓房を訪ね、母に謝罪し再び母と息子は心通わせました。

 

 折しも、重い病にかかっていたユジョンちゃんのお母さんは息を引き取ります。

 

 大勢の弔問客に見送られる両班家の若さまと異なり、ユジョンちゃんの母を見送ったのは

 

 娘二人だけでした。

 

 その立派な葬列と娘二人だけの淋しい葬列がすれ違う時、ユジョンちゃんと若様が

 

 しばし見つめ合います。

 

 しかし、二人は言葉を交わすこともなく、それぞれ逆の方向へと歩いてゆきました。

 

 それは、まるで、これからの二人の人生は二度と交わることがないと象徴している

 

 ようでもありました。

 

 ラストは、雪が降りしきるシーンです。

 

 亡き母を葬ったユジョンちゃんが雪の降る空を見上げるシーンでした。

 

 これは実は冒頭とも重なっています。

 

 冒頭は、祖母が亡くなり、まだ子どもだったユジョンちゃんの側でお母さんが

 

 泣いているシーンでした。

 

 やはり、ラスト同様に雪が降っていました。

 

 とても心に響く哀しいけれど、考えさせれるお話だったと思います。

 

 幸いなことに、字幕が判らずとも見ていれば、大体のお話というのは掴めました。

 

 この時、役の上では「16歳」ということになっていたユジョンちゃん。

 

 実年齢は、一体、どのくらいだったのでしょうか。

 

 私としては「秘密の扉」に出ていた頃と近い年齢ではと思いましたが。

 

 このドラマは「身分」というのがとても重いテーマとして描かれていると思いました。

 

 「泣き女」の家系に生まれた少女は、一生、その枠の中で生きてゆかねばならない。

 

 また、父親が両班でも、母親が妓生であれば、息子は庶子として蔑視される。

 

 昔、人は生まれながらの身分の中で生き、その枠からはみ出ることはできませんでした。

 

 その理不尽さへの葛藤、もがいても決して脱せないことへの無力さ、虚しさを

 

 見事に描いていると思います。

 

 流石に「時代劇の妖精」だけあるユジョンちゃん。

 

 私は現代物の彼女は見たことがないのですが、

 

 時代劇の彼女は本当に存在感があり、キラキラと輝いているように見えます。

 

 良い作品でしたので、ご紹介します。

 

 なお、そのような具合で、字幕が判らなかったので、細かな部分は間違っているところもあります。

 

 ご容赦ください。