韓国時代劇BL【春情の乱】全巻視聴完了☆「元夫婦」ーそれぞれの道を歩き始める二人。気になるその後 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

最終回を見たくない作品

 

春情の乱 DVD-BOX (4枚組) [DVD]

著者 :

エスピーオー

発売日 : 2022-12-02

ブクログでレビューを見る»

 

 

 

面白かったです。
初巻からのめりこみ、続きが気になって仕方ありませんでした。
陰謀によって父を科人にされ、両班から奴婢になってしまった少年が身分と自由を取り戻すまでの物語ですが、その過程で主家(父の仇)の若さまに異常な恋情を抱かれてしまい、息子の将来を案じた主君に殺されそうになります。
そこから、主人公の少年サルビョル(ヘソン)が「少女」として生きることになるわけです。
やがて、「夫」となったグムソンとの出逢いがあり、グムソンは妻ヘソンが実は男であると知らずに好きになってゆく。
しかし、誠実で優しいグムソンを欺している罪悪感に耐えかね、ヘソンがついに自分は男であると明かしてしまいます。
ー1日も早く去れ。
一度は背を向けたグムソンですが、結局、ヘソンが父の仇を討ち亡き父の名誉を回復する助けをします。
その流れの中で、ヘソンは死んだと信じていた姉との再会があり、、、
ヘソンに横恋慕している若様ユン・ソユンの執着ぶりが物凄く怖かった、、、ウ・テハさんはまさに迫真の演技でした。
何度もグムソンからヘソンを奪い返そうとするも、最後は崖から落ちそうになった彼を助けようとするヘソンの手を自ら放したー。
親同士からの因縁を背負ったソユンとヘソンでしたが、ソユンの最後は痛ましく、また壮絶ですが、見事な自らの幕引きであったと思います。

全体として物語がよく考え作り込まれており、終始飽きることなく最後までグイグイと引っ張られて見ることができました。
ただ個人的に一つだけ惜しかったのは、終わり方でした。ヘソンがグムソンと別れて5年後、それぞれの道で成功した二人が再会するのがラストシーンとなります。
非常に綺麗な終わり方であり、理想的な二人の関係の落ち着きどころなのかもしれません。
が、テンポ良く話が進み、最後まで観てきた視聴者としては、何故かスッキリしない終わり方でした。
この後の二人の関係がどうなったのか? それは、見る人それぞれがまた新たな物語を紡ぐことになるのでしょうが、私は例えば「リュ・ソンビの婚礼式」のように、儒教社会で敢えて、二人が「添い遂げる生き方」を選んだような結末の方が好みです。
それはBLだからというわけではなく、二人の「想いの強さ」を期待したからに他なりません。
そのため、最後の最後でテンションが下降したので、☆を一個減らしました。
それでも、この物語がとても素敵であることに間違いはないと思います。
ラストシーンからして、この後の二人は「良き理解者」「友人」であり続けた可能性が高いとは思いますが、、、
ファンとしては、厳しい封建社会の中で「想いを貫き通した」というような情熱的な生き方を選んだと思いたいところです。

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する