韓流時代劇【赤い袖先】王の激情と苦悩ーなびかぬならば、王の権力で召し上げ、無理に奪ってしまおうか | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 

 今日は昨日が暖かすぎたせいか、そこまで寒くないのに寒さを感じる、、、(@@;)

 

 

 まあ、三寒四温といいますから、、、

 

 これを繰り返して、段々と本格的な春に向かってゆくんですね。

 

 さて、昨夜は韓流時代劇「赤い袖先」14巻前半を観ました。

 

 まずは13巻後半のラストとも被りますが、、、

 

 元嬪の元に渡ったサンを大殿で一人、孤独な待っていたドギム。

 

 つい眠気に負けて、うたた寝してしまったドギムの前に恋しいサンが現れます。

 

 ー私、今、夢を見ているのかしら。

 

 だとしたら、幸せな夢だとドギムが思った時、頬をムギュっとつねられる。

 

 ー痛っ。

 

 やはり夢ではなく、まさに側にいるのはサンでした。

 

 それにしても、

 

  顔が近づいて、ついにキス? と思いきや、サンがドギムの頬をつねる。美男美女なのに、どこか笑えるユーモラスなシーンも似合う二人。

 

たぶん、それがジュノさんとイ・セヨンさんカップルの魅力なのかもしれない。

 

 宜嬪ソン氏の生涯だけを見れば、女官出身で王の寵姫となり、世子の母とまでなったシンデレラストーリー

 

 ではありますが、基本的に悲劇でしかない、重たい話になります。

 

 しかし、そこにサンとドギムのユーモラスなシーンが加わることで、とても魅力的なケミが生まれているのですね。

 

 次は

 

 

  入内した元嬪(ホン・グギョンの妹)に呼ばれたドギム。まだ幼い側室が兄を案じて哀しげに泣く姿に心を痛める

元嬪が泣きじゃくるシーンを見て心が痛かったのはドギムだけではなく、自分もそうでした。

 

 まだ12歳、もしかしたら小学生だったかもしれません。

 

 兄の野望で後宮入りしたは良いが、肝心の「夫」は他の女官に夢中で、冷淡。

 

 兄のドンノは観象監に賄賂を贈り、サンと妹の初夜の日程を強引に早めました。

 

 それで、サンが元嬪の元を訪れ、一緒に初めての夜を過ごすはずだったのに、サンは元嬪のところには

 

 ゆかず、観象監に行き不正を知り激怒した。

 

 元嬪は王が振り向いてくれないのは自分のせいだと責任を感じ、裏から手を回してまで

 

 王を引きつけようとした兄の身を案じている。

 

 ドギムは、兄がどうなったかを訊ねるために元嬪に呼ばれた。

 

 元嬪は絶対に悪くない。兄が入内をごり押ししたのと、王に既に長年の想い人がいて、

 

 いわばタイミングが悪すぎた。

 

 元嬪という女性に興味を持って調べた限りでは、「元嬪」の記録は史実にもたいして残っていないそう。

 

 兄のホン・グギョンについては非難されている記録があるが、妹については無い。

 

 そこから浮かび上がる事実としては、、、

 

​​​​​​​元嬪という人は、恐らく慎ましい大人しい女性だったのではないか。  

 

 という見方ができる、、、との記載がありました。

 

 いわば兄の野望の犠牲となって、儚く若い身空で生命を散らした気の毒な妃なのかもしれませんね。

 

 そして、元嬪に呼び出された後、ドギムはサンに呼ばれた。

 

 恐らく今回は、ここが一番印象に残るシーンでした。

 

以下、サンとドギムのやりとりを追ってみたいと思います。

 

殿下、元嬪様はまだ幼いのです。年端のゆかぬ方です。殿下は元嬪様の夫ですから、もう少し気遣って差し上げて下さい。

 

元嬪は幼いとはいえ、私の側室だ。何故、私を他の女の元に送る? お前は私を生命賭けで守ろうとした。そんな女人を愛さずにはおれようか。

 

お前の心に、私はおらぬのか? 私は最早、男には見えぬのか? 私はずっと、お前も私と同じ気持ちでいると思っていた。私がお前を想うように、そなたも私を想っていると。しかし、それは私の思い違いであったというのか?

 

私は殿下の女人になることを望みません。

 

 青丸がサン、赤丸がドギムのセリフです。

 

 ドラマそのままではありません。大体、こんな意味のことを話したという感じです。

 

 ドギムもまた本当はサンのことが大好きなのに、最後の最後でプロポーズを受ける勇気がありません。

 

 

  側室として愛するサンの側で生きるだけの覚悟ができないドギム、その苦悩

かつてサンにも言ったように、王の側室となることは相応の覚悟が必要です。その覚悟がないと、元嬪のように

 

儚い運命を辿ることになりかねません。

 

 見習いからたたき上げて女官となったドギムは後宮という場所の華やかさも闇も知り尽くしています。

 

 だからこそ、余計に尻込みをしてしまうのかもしれません。

 

 

  「結婚」について烈しい攻防を繰り広げるサンとドギム。王のプロポーズのゆくえは?

 

 非常に気になるところです。

 

 一体、どのような「きっかけ」があり、ドギムが覚悟を決めたのか。気になりますね。

 

 そして、今回もまた色よい返事が得られなかったサンは、ドギムの師匠でもあるソ尚宮に言います。

 

 

  苦労して王位についた。少しくらいは自分への御褒美があっても良いだろう。靡かぬならば、王の権力でもって召し上げ、無理に奪ってしまおうか。

イケメンの王様が男の色香たっぷりに言えば、思わずキャーッ😘と叫んでしまいそうなシーンですが、、、

 

 ソ尚宮は真剣に応えます。

 

 

  「殿下は、そのようなことをなさる方ではありません」。

 

  長年、サンの側にいて彼を見てきたからこそのソ尚宮のセリフです。

 

  確かに、サンはそんなことはしないでしょう。また、仮に権力でドギムを従わせることができたとしても、

 

  彼が手に入られるのは「中身のないドギム」だけで、彼女の心は永遠に失ってしまうでしょう。

 

  サンはきっと誰よりもそのことを知っていたはずです。

 

  

 

元嬪が逝去後、女官たちが次々と謎の失踪をしている。この怪事件の黒幕は誰か? ホン・グギョンが怪しい? 

 

 ドンノの仕業ではないかと考えているのは、あくまでも私の推論で、的外れかもしれません。

 

 妹を強引に入内させた辺りから、ドンノへの風当たりは強くなっています。

 

 またサン自身がドンノを心から信じられなくなっているようでもあります。

 

 そんな中、頼みの綱の元嬪が亡くなりました。

 

 単に妹を失っただけでなく、ドンノは「王と自分を繋ぐかすがい」をも失ったのです。

 

 また、まだ若い盛りの元嬪の急逝については、謎が多く、ドンノは妹が殺されたのだと信じています。

 

 それゆえの復讐として、女官たちを始末? しているのではと私は推測していますが、、、

 

 どうなんでしょうか。

 

 行方不明になった女官たちの中には、ドギムの親友もいます。

 

 最後に、もう一つ印象に残ったのは、

 

 

元嬪が容態悪化との知らせを受け、母恵慶宮と共に妃の許に向かう王。そこでは、兄ドンノが妹に寄り添い、泣き崩れていた。 

 

  シーンでした。

 

  たとえ野望を遂げる手段として妹を利用したのだとしても、また兄として幸せになって欲しいと

 

 願っていたことも事実でしょう。

 

 まだ13歳、亡くなるにはあまりにも早い。

 

 もし元嬪が生きていたらー。

 

 ドンノの運命も少しは変わっていたのでしょうか?

 

 ドギムの生涯もけして幸せとはいえないですが、私は今回、初めて知った元嬪という人の

 

 生涯が妙に心に残りました。