【鎌倉殿の13人】父vs息子ー時政排除を決断!「政治家」義時の愛と苦悩 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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時間が戻るならこの時に戻りたい

 

 

 

 

 

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皆様、こんにちは。

 

 今日のお題は「時間が戻るなら、このときに戻りたい」ですよね。

 

 私はやはり、一番は事故で亡くなった父がまだ元気だった頃、念願の志望校に合格でき、

 

 生涯の友と呼べる人たちと出会った高校時代に戻りたい。

 

 その次が大河ドラマ「草燃える」で鎌倉時代の興味深さに開眼した中1の頃ですね。

 

 さて、今日も大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」を視聴しました。

 

 今回も迫力の45分でしたね~。

 

 宮沢りえさん演ずる「牧の方」がまさにハマり役?

 

 時政を操るというか翻弄しまくり、娘婿の平賀朝雅を将軍職につけようと画策していました。

 

 義時は、ついに決断します。

 

 ーこのままにはしておけない。

 

 むろん、若い妻の色香に迷い、妻の言うなりに暴走する時政を放置はできないということですね。

 

 同時に、父を操るどころか、時には表に堂々と顔を出して気儘なことを言う義母。

 

 彼女をこれ以上、野放しにはできないと痛感したことでしょう。

 

 あろうことか、時政は牧の方の口車に乗り、将軍実朝を強制的に隠居させ、

 

 娘婿を次の将軍にまつりあげようとしたのですから。

 

 ある意味、義時には何かと目障りな父と義母を「片付ける」好機でもありました。

 

 もちろん、ドラマで見る限り、義時が苦悩したのは解ります。

 

 いえー。

 

 苦悩したのは少し前のことで、今日の下りでは正直、彼にはまう迷いはないように見えました。

 

 既に「決断」していたのではと、思われるほど淡々としていました。

 

 それにしても、義時さん、ドラマ開始当初からいうと別人級に変貌しましたね。

 

 純粋で他人を陥れたり、傷つけること、裏切りを何より嫌う好青年が

 

 いつしか実の父を切り捨てられるようになっていた、、、

 

 義時を解き動かしたもの、彼を変えたものは一体、何だったのでしょうか。

 

 もちろんドラマ、原作には「変えたもの」については描かれていることと思いますので、

 

 ここは私なりの解釈だということをまず、お断りしておきます。

 

 義時を根底から変えたもの、、、

 

 それは、「あるべき世を作りたいという想い」だったのではないかと思えてなりません。

 

 「あるべき世」とは、武士の世であるのはむろんですが、武士も民もが安心して暮らせる

 

 世の中ということです。

 

 義時の目指したのは頼朝が築いた幕府の存続であり、北条氏の永続であったとは思いますが、

 

 その先に彼が見ていたものは、「あるべき世」ではなかったかもと思うのです。

 

 政治家義時の究極の目標とでもいえましょうか。

 

 政治家は、時には非情な決断を迫られます。

 

 ましてや、時政が尊敬に値する為政者であればともかく、漸く形が整いつつある「あるべき世」

 

 を乱すのなら、義時はたとえ実の父であろうと討たねばならない。

 

 今日のところは、義時のそんな悲壮な決意を感じました。

 

 それでも、一見、血も涙もない-冷徹な政治家になってしまったように見える彼の中に、

 

 ふとかいま見えるのは、若い頃のままの他人を傷つけるのを嫌う優しい青年です。

 

 きっと変わったというよりは、義時が「冷徹な為政者」の仮面を被ったのでしょう。

 

 それは必要だからこそ、彼は被ったのです。

 

 でも、仮面を取った素顔の彼は、昔のままのような気がします。

 

 あくまでも私の勝手な推測でけどもね。

 

 そしてまた、時政が事を起こす前に義時や政子、泰子(阿波局)、時房らの子どもたちに

 

 逢いにきたのも、義時の言うように「覚悟」していたからではないでしょうか。

 

 自滅することが解っていても、時政は妻の歓ぶ顔が見たかったのかー。

 

 時政と牧の方を見ていると、いつの時代も

 

 ー男の運を上げるのも下げるのも女。

 

 という気がしますね。

 

 内助の功という言葉があるように、奥さんが内側から支えて出世する男性もいれば

 

 ー歴史上で言うなら、時代は少し下りますが、戦国時代の豊臣秀吉と妻北政所のような関係

 

 時政のように奥さんに振り回されて、身を滅ぼす男もいるわけですね。

 

 うーん、女は怖い!?(;゚ロ゚)