【本を開くのが楽しみな】本に出会える幸せー扉の向こうにワクワクドキドキが待っている! | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

皆様、こんにちは。
 
 最近、私は久々にとても興味深い本に出逢いました。
 
 
 どのくらい面白いかといえば、まさに「本を開くのが楽しみな」ほど面白いです。
 
 是非ご紹介したいと思います。
 
 先ほど、本を開くのが楽しみでならないと言いましたが、これは私の場合、相当面白いと
 
 感じた時しかあり得ません。
 
 やはり多少面白いくらいでは、なかなかページ後が進まないどころか、本を開くことそのものもあまりし
 
 ようとしないですね。
 
 しかし、本当に(読みたくなる)本というのは、自分が(意識)せずとも自然に(読みたくなり手に取る)もの
 
 だと改めて知りました。
 
 ざっくりと内容をお話しするなら、これは若い男女のフィギュアスケート選手の物語です。
 
 二人は子どもの頃からの知己ではありますが、顔を見ればののしり合うばかりの犬猿の仲。
 
 そして男性の方はペア専門の世界チャンピオンであり、女性ーヒロインはシングルの選手ながら
 
 途中でペアに転向しました。
 
 才能のある選手ではあるのですが、いつも二位止まりで優勝したことがありません。
 
 26歳、そろそろ引退を考える歳になり、一度は優勝して終わりたいと考えています。
 
 更にペアを組んでいた男性選手から一方的にペア解消されたばかりという辛い体験
 
 を持っています。
 
 そんな彼女の元に、ある日、犬猿の仲の男性選手のコーチから「一年限定」で彼とペアを
 
 組んで優勝を目指さないかという誘いがあります。
 
 これまで一度も手にできなかった「優勝」という言葉に、心を揺さぶられるヒロイン。
 
 悩んだ挙げ句、コーチと彼の申し出を受け入れるのですが、「天敵」とまで見なしていた
 
 犬猿の仲の彼とペアを組むのは想像以上に難儀なことでした。。。
 
 と、ざっとこんな感じです。
 
 まず、設定が秀逸。磁石の対極のようなもの、激しく反発しながらも、同じ分だけ惹かれ合わずちはいら
 
 れない、分かり安く言えばツンデレ、厳密に言えば少し違う気もしますが、、、
 
 ありそうでなかなか思いつかない設定です。
 
 ペアの男女が恋愛関係になるというシチュエーションは割と誰もが思いつくかもしれませんね。
 
 以前にもご紹した名作コミック「愛のアランフェス」がその好例です。
 
 題材というか舞台が人気のフィギュアスケートというところで、まず興味を持たせ、更に反発しあう二人
 
 が1年限定でペアを組むという斬新な気設定で読者の心ー特に女性読者の心をがっちりと掴む。
 
 非常に題材の選び方から始まりストーリー展開がうまい作家であると感じます。
 
 しかも、ヒロインの立場、もう後が無い崖っぷちということで、長らく犬猿の中であった男性とペアを組ま
 
 ないかという彼のコーチからの誘いを断れない、承諾せざるを得ない状況におき、ストーリー運びに不
 
 自然さを感じさせないのも巧みです。
 
 ここまで書いてきて、いつもながら私の感想って、偉そうな批評家のような感想ともいえない感想になっ
 
 てしまうことがありますが、自分自身も小説を書いているため、どうしても読者と作者両方の視点で見て
 
 しまうんですね。
 
 純粋な感想や読書レビューとは言えない、また、自身がたいした実力もないのにとも思うけど、それこそ
 
 フィギュアスケートにおいても、名選手必ずしも名コーチならず、逆に名コーチが現役時代に必ずしも名
 
 選手であつたとは限らないともいいます。こんな言い方をすれば、では私の書評がまた的確だと主張し
 
 ていると大きな誤解を受けそうですが、けして、そういう意味ではありません。
 
 自身の勉強のためにも、読書をするときは純粋な感想だけではなく作品分析をするーというより、つい
 
 やってしまいます。小説書きの習性かもしれません。
 
 その辺り、どうか広い心でご理解お願いします。
 
 さて、そんなわけで、これからどんな風に展開してゆくのか楽しみです。
 
 ロマンス小説である以上、この犬猿の仲の二人が最後には相思相愛になるのは決まっているような
 
 ものですが、そのプロセスをハラハラドキドキしながら見守っています。
 
 ただ一つ困るのは、今、新作の校正作業中なので、、、
 
 読書にどっぷりと浸かりたいという誘惑に負けずに、校正をしなければならないのが
 
 辛い? ところです。