皆様、おはようございます。
今日は昨日に引き続き、雨となりました。
この時間にブログに来るのは久しぶりかな~と思いながら、のんびりと更新しています。
実は今朝は朝イチでツタヤにだけは行ってきました。
韓流時代劇「王は愛する」の六巻がやっと昨夜に返ってきたみたいで、、、
とりあえず、朝、お店に取り置きをお願いする電話をしたら
ー取り置きは九時半からとなっております。
ということで、それなら近くだし早く行って借りた方が良いと思ってー笑
愕いたことに、開店早々から続々とツタヤに入っていく車の行列、、、
まあ、土曜日ですし、緊急時代宣言が解除されたとはいえ、まだまだ自宅におこもりが奨励されていますから、
皆さん、DVDとかをおうちでゆっくりと観るんでしょうね。
というわけで、漸く六巻が手元に来たので、先に借りておいた七巻と続けて観られます。
六巻を借りていた方には申し訳ないけれど、七巻だけは抑えておいて正解でした。
やはり、このドラマ、ひそかな人気作品のようです。
主人は
ーお前、こんな朝から血相変えてツタヤか?
と呆れていましたがー笑
ここから話が変わります。
かねてから読書中だった小説「師任堂の深紅の絹の包み」を読了しました。
詳しい感想は次に掲げますが、本当に面白くて夢中になって読みました。
最初は固い内容じゃないか、最後まで読めるかなと心配していたんですね。
でも、そんな心配は杞憂でした。
韓国の方が描かれた時代小説なので、ごく自然に当時の風俗とか時代背景とかが描かれていて、
まるでドラマを観ているような感覚で読めました。
幸いにも私はたくさんの韓流時代劇を観てきているので、描かれた情景を文字や文章を通じて
割とすんなりと想像ができます。
それだけはドラマをたくさん観ておいてよかった と思いました。
外国人なので、例えば韓国時代劇に興味がない方は読んでも情景を想像するのが難しい面があるかもしれません。
また、難しいというか、韓国の方には当たり前の言葉や習慣、慣用句といった作中の言葉には
脚注がついているので、そこを読めば、
ーああ、そういうことだったのか。
と、納得がゆきました。
例えば、「花煎」とかは注意書きがついており、花を入れて焼くおせんべいであるとか。
更にこの説明により、花煎はどんなものかというのはドラマの「サイムダン」に出ていたことを思いだし、
すぐに理解できました。
サイムダンが子どもたちと焼いた花煎を隣に住むタンギョン廃妃に持っていき、
そこから廃妃とサイムダン一家の交流が始まる場面がありました。
この小説はドラマの原作ではないけれど、たまたま花煎が登場したため、
小説の中に出てきた花煎を具体的に思い描くことができたのですね。
似たようなことが結構ありました。
読み終えた時、何かこれでサイムダンとお別れ? するような淋しいような残念な気持ちでした。
ドラマを観るまで、私はサイムダンといえば、
ー韓国のお札に出てくる有名な人。有名な儒学者のお母さん、天才を育てた良妻賢母の見本のような女性。
この程度の認識でした。
でも、ドラマを観て更に小説を読んでーもちろん物語ですから、フィクションが多いとは理解しています。
サイムダンが後世に残した素晴らしい作品を知り、単に良妻賢母の見本だとしか思っていなかった
女性がグッと身近に感じられるようになりました。
本当に読んで良かったと思います。
これを機会に朝鮮王朝時代を舞台にした韓国の小説を読んでみたいなと思うんですが、
韓国人の描いた時代小説で邦訳されているものはまだまだ少ないようです。
ドラマ化された小説ならば、日本語のものはたくさんあります。
ドラマ小説ですね。ドラマの原作小説ではなく、ドラマをそのまま小説にしたものです。
それでも良いことは良いんですが、面白そうなドラマは先に観ているから、内容は分かります。
やはり、内容は未知のものの方が読む楽しみはあります。
そんなこんなで、なかなか数が少ないというか、なさそうです。
日本の時代小説のように、韓国の作家さんが描いた韓国の時代小説。
これが読めれば、もっと勉強にもなると思うんですが、まあ、諦めずに探してみようかなと思います。