描きたかったのは禁断愛? それとも、、、??  映画「花を宿す女」感想レビュー | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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著者 :
オンリー・ハーツ
発売日 : 2011-11-03
うーん、前半まではまだ理解ができたんですが、後半からどんどん方向性が判らず、物語が迷走していく感じ。逸脱していってしまいました。

この映画を作った方は、一体、何が訴えたかったんだろうか?
最後まで見終わった今、疑問に思わずにはいられません。
主人公姉妹たちー特に妹の方が精神障害になってしまった原因は、恐らくは幼少期の父親の暴虐ー今でいうところのDVがトラウマになっているのであろうと思われます。
更に姉の夫、つまり義兄が妹の身体に花を描いて関係と持ったのは、芸術家魂なのか、単に義妹を女性として意識していただけなのか、その両方なのか。
前半までは、どちらかというとアーティストとしての「作品」作りのためにとも思えたんですが、後半を見る限り、ちょっと芸術のためとも思えません。

最後の最後まで救いようのない展開と結末で、何ともいえない暗い気持ちで、映画は終了しました。
せめて義兄と義妹の禁断愛でもまだ良いので、何か一つ、これだけは作品を通じて表現したかったーという製作者の意図が感じられれば良かったのですが。

たとえ内容がハードでも、きちんと一本、筋の通ったテーマ性のある作品を期待していたのに、結局、何を言いたいのが判らないままでした。描こうとしたのがアートのための道ならぬ恋なのか、義兄と義妹の尋常でない関係なのか、どの面も中途半端にしか描いておらず、残念です。
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