【皆が嫌がるからこそ、自分が引き受けた】-学芸会でセリフ無しの「犬役」を引き受けた娘。 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

 

みんなの回答を見る

 

皆様、こんにちは。


 今日もいかにも冬といった厳しい寒さになりましたね~。

 

 それもそのはず、気が付けばもう明日から12月、師走です。

 

 今朝もいつもの週末と同じで、末っ子と近くのスーパーに買いだしに出かけました。

 

 真っ先に二階のツタヤへ―笑

 

 「百日の郎君様」四巻を返して、「ミスコリア」の三巻を借りました。

 

 韓流時代劇のコーナーには、「郎君様」一巻から四巻までの真下に広いスペースが作られて

 

います。「郎君様」のポップが立っているとこを見ると、どうやらここに12月6日レンタル開始の五

 

巻から八巻までが並ぶ予定のようです、、、

 

 わあー、楽しみだなぁ。

 

 何と言ってもホンシムと世子の偽装結婚がどうなるかが一番楽しみですよね。

 

 「ミスコリア」は現代物で、しかも韓国でも有名にミスコンの裏事情などが描かれているので、

 

これはこれでまったく違う楽しさがあります。

 

 さて、今日のお題は「嫌なことは、はっきり断れるか」どうかですよね。

 

 これは、私としては断りにくいという応えです。何か他人から頼まれると、なかなか矢嫌だと言

 

いにくいです。ですが、幾らいやでも、理不尽であったり無理な頼みは勇気を出して、できるだけ

 

断るようにしています。

 

 最近、こんなことがありました。中学二年の末っ子が職場体験でお世話になった時、同じ職場

 

に派遣されたのは二人だったそうです。毎日、体験が終わり自宅に戻ると、生徒が中学校に

 

「今、帰りました」と先生に連絡しなければなりません。生徒の安全を把握するためでしょうか。

 

で、ウチの子は一緒に通っている女の子から

 

―アタシは用事で忙しいから、アナタが毎日学校に電話して。

 

 一方的に言い渡されたそうです。流石に娘もムッとして「何でアタシだけ?」と思ったようです

 

 

が、その場では断り切れなかったということでした。その話を聞いたラビ村母、

 

―それは、きちんと言った方が良いよ。用事があるのはSAYAKAも同じだよね? 塾とか、お稽

 

古事とかあるのは、お友達と同じなんだから、SAYAKAだけが一方的に頼まれるのはおかしい

 

と思う。せめて三回の中の一回はその子が電話をするべきだよ。

 

 そして、「無理な要求だと思ったら、勇気を出してNoと言おうね」と言いました。

 

 二日目、やはり娘はその子に言う勇気がなかったようですが、三日目にやっと

 

―用事があるのは私も同じだから、今日はあなたがかけてね。

 

 と言ったそうです。

 

 たかが一言、されど一言。明らかに相手のお子さんが筋の通らないことを言っているのです

 

が、娘にとってはその当然の一言も相当に勇気が必要だったようです。

 

 

 また、過去にはこんなこともありました。

 

 今は高校二年の次女が小五のときのことです。クラスの学芸会で劇をやることになりました。

 

そして、次女が「犬」の役をやることになりました。私も見に行ったのですが、他の女の子たちは

 

皆すべて人間の役なのに、娘だけが犬役でしかも首輪をして犬のようにお座りしています。

 

科白は「ワン」と一言だけ。犬の役といっても、桃太郎の犬役とか、そんなのであれば良いので

 

すが、地面(教室の床)を這いずり回っり科白もなしと、とても親としては見て居られない感じで

 

した。

 

 事後、個別懇談があり、私は担任の先生に言いました。

 

―先生、あの劇の役は一体、誰が決めたんですか?

 

 次女の話では、どうやらリーダー格の女の子が一人で勝手に配役を決めてしまったようです。

 

誰が見てもいささか「屈辱的」とさえいえる犬の役を我が子が割り当てられたというのは、親とし

 

ては納得できかねることでした。

 

特に次女は低学年まで言葉の教室に通っていたという過去もありました。もしかしたら、差別や

 

虐めのようなものがあるのかと、心配もしていました。

 

ところが、先生は言われました。

 

―確かに配役を割り振った子はいますが、Aちゃんが嫌々ながら引き受けたということはありま

 

せん。本人も納得していました。

 

 帰宅してから、私はその辺りを更に詳しく娘に訊きました。そのときの娘の言葉が印象に残っ

 

ています。

 

 実のところ、犬役をやりたがる子は確かにいなかったそうです。そうでしょう、大人が見ても、

 

科白もなく首輪を付けられて床を這い回る役なんて、したくありません。

 

 ですが、劇中では犬はどうしても必要な役でした。とうとう最後まで犬役が決まらないので、娘

 

の方が立候補したというのです。

 

―誰もやりたがらないから劇ができなくなってしまう。それなら、自分がやれば良いと思った。

 

 親馬鹿かもしれませんが、凄いなと感心しました。娘は私が考えている以上に大きく成長して

 

いました。むしろ、同年代の他のお子さんより精神的な成長は大きいかもしれないとさえ思いま

 

した。

 

 誰もが嫌だと尻込みすることを率先して引き受けたという娘を褒めたのを今も覚えています。