初めて知った【古本買い取り業者】の裏側事情?に眼からウロコ☆本を読み捨てにせず、次に生かす方法 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

 

みんなの回答を見る

皆様、こんにちは。


 月末の市民美術展に出す作品、漸く出来上がりました。

 

 昨日、彩色を行い完成したので、今朝、額に入れてみました。実は以前も描いたことのある仏

 

様だったので、以前のものと比べてみたんですね。



 

 二作目を描ている間は、敢えて見ませんでした。以前の配色とか見ると、また影響を受けてし

 

まうからです。

 

 で、完成したので過去作を見たところ、

 

―エ、まだ塗っていない部分がある?

 

 と気づいて慌てて塗り直しました、、、

 

 この慌てて、というのが曲者です。写仏って、ホント、筆遣いに心の持ちようがそのまま出るん

 

ですよ。例えばですが、集中しているときはあまり筆の乱れはありませんが、ちょっと別の余計

 

な方に思考がいっちゃうと、筆遣いがすぐに乱れます。

 

 なので、できるだけ集中するようには心がけてはいるんだけど、なかなか難しい。

 

 今朝も慌てて画材を引っ張り出して塗り直したんですが、案の定、上手くいきませんでした、ト

 

ホホ。

 

 ですが、もう仕方ありません。今は乾かしているところです。

 

 さて、ここから話が変わるのですが、、、

 

 昨夜、さる古書買い取りセンターから電話がありました。10月下旬に売却に出した本の査定が

 

完了したということでした。

 

  ここは以前にも何度か取引したことがあり、信頼がおけます。

 

 ですが、初期の頃は売却に出してから数日内には査定が終わっていたのに、今回は数日以

 

上経過しても連絡がありません。なので、一度こちらから電話しました。

 

 すると、どうやら人気が高まり、売却したいという人が列を成すようになったようで、ただ今は

 

査定を待つ人がたくさんいるとのことでした。

 

 なるほど、そういうことなのかと待っていたら、昨夜かかってきたというわけです。

 

 また昔はどの本が幾らで売れたかという明細まで付けて貰えていたのですが、これも廃止に

 

なりました。なので、どの本が幾らだったのかというのは売却者には判りません。

 

 ですが、査定完了報告の電話の時、向こうから疑問があれば訊ねて欲しいというので、気に

 

なっている点はちゃんと尋ねることはできます。

 

 私は特に古本売却で儲けようとかいう気はさらさらありません。

 

 私の家族内には古本売却に猛反対している人もいて、私も昔はそうでした。でも、今は考えが

 

変わりました。

 

 一つには読んだ本をそのまま保管していたのでは、保管場所がなくなってしまうこと。二つに

 

は、一人が読んだだけで役目を終わらせるのは本に可哀想であること、です。

 

 主に二つ目の理由が大きいですね。幸いにも、私は自分自身が書く側でもあるので、一冊の

 

本が完成するまで、どれほどの労力と時間がかかるかを知っています。

 

 まず書き手が作品を書く、完成させるまでには膨大な時間と労力が必要です、そして原稿が

 

出版社に渡って世に出るまでの過程でも様々な人の尽力があるわけですね。

 

 私は自身で印刷や製本もやりますから、書くだけでなく本作りの工程の大変さも多少は判りま

 

す。

 

 そういう気の遠くなるような、たくさんの人々の苦労を経て出来上がった本。ですから、たくさん

 

の人に読んで貰うことこそが本の幸せであると考えるのです。

 

 だから、また別の人が読んでくれれば、本も歓ぶと思うのですね。

 

 ところで、古本の値段の付け方、いわゆる査定についての知識には目からウロコでした。昨

 

日、初めて知りましたが、そこの会社の場合は本社から「文庫」なら幾ら、「新書」なら幾らと買い

 

取り額の相場が決まっているそうです。なので、最高の状態であれば、例えばですが、新書なら

 

180円であるわけで、その最高額から査定者が見てマイナスだと感じた部分をそれぞれ減額し

 

ていって、最終的な売却値が決まるそうですよ。

 

 だから、新書の相場が「180円」なら、何ページめかに折り目がついていたらマイナス10円、更

 

にまた何ページ目かに汚れがついていたら、マイナス10円で最終的には160円というように。

 

 すべての買い取りセンターがそのようにしているのかは知りませんが、昨夜、電話をかけてき

 

た人はそんなことを言っていました。

 

 私は査定者が本を見て、いきなり「○○円」と決めるのかなと思っていました。でも、そういう風

 

に予め上限額が決められていて、そこから引かれるんだとは知りませんでした。だとすれば、ど

 

れだけ状態が良くても上限額より高くなることはあり得ないですね。

 

 古本買い取り業者が儲かる仕組みがここにあります。

 

 また、気づいた点は自分が「古書」として買った本、つまり再売却される本には要注意だという

 

ことです。それでも以前は再売却の本も値がついていたのですが、今回はほぼ再売却組は値

 

がつかなかった、つまり無価値であると査定されてしまったようでした。

 

 買い取り業者が「ほぼ新品で減額の余地がない、最高値」の本が多数であったが、真逆に値

 

の付かない本が数点あったと説明していました。恐らく、前者は私が新品として買った本であ

 

り、後者が古書として購入したものだと思います。

 

 買い取り時は上限を決めて190円以下で買い取った本を500円以上で売却すれば、そりゃ儲

 

かりますな~笑

 

 もっとも、先ほども言いましたように、営利目的の売却ではないので、それはどうでも良いで

 

す。ただ、古本買い取りの裏側を初めて知ったのは興味深いことでした。

 

 値が付かない本を数百円も出して買うということについては、考え方にもよりますね。あほらし

 

いと思うか、それとも絶版になった本ゆえに、どうしてもその作品が読みたいという自分の知的

 

好奇心に対する投資と見なすべきか、、、

 

 私が古書で買う場合、まず絶版になった作品ですので、やはり後者かなと思いますが。

 

 それはともかく、やはり本というのは人に読んで貰って初めて生命を得られるものですから、

 

そういう意味では売却は本を読み捨てにせず、活かす方法ではあると思います。

 

 あと、私はやはり文系ですね。理系科目は子どもに聞かれても、無理、教えられません。