【キョンシル】は実在の女性だった~小説 密恋 連載を終えて。~ | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

こんにちは。

 

 本日をもちまして、「密恋~お義父さんとは呼べなくて~」は完結です。

 

 最後までご覧いただきまして、本当にありがとうございます。

 

 実は、このお話は幾つかのサイトで発表したことがあり、その度に必ず同じお話を

 

 しているのですが、、、

 

 私としては是非、この物語りのヒロインとなったキョンシルについて、読者の皆様に

 

 お伝えしたいことがあるのです。

 

 韓流小説を手がける時、何かと心強い相談できる存在がいます。

 

 もう何年も前に受講した韓国語教室の先生です。

 

 もちろん創作的なことではないのですが、主に韓国の伝統文化や

 

 人物名などについて判らないことがあれば、相談に乗っていただきます。

 

 これを書いた時、私はヒロインの名前を決めかねていました。

 

 それで先生に幾つか候補を出して戴いた中から、いちばん印象的だった「キョンシル」

 

 を選びました。

 

 漢字で書くと「卿実」です。字も音の響きも何か素敵で、こうして「密恋」のヒロインが

 

 誕生しました。

 

 先生にこの物語りを呼んで頂いた時、こんなコメントがありました。

 

 ―実はキョンシルというのは、私の友人の名前なのです。若くして亡くなった彼女は

 

 けして幸せとはいえない生涯でしたが、せめて彼女と同じ名を持つ「キョンシル」が

 

 この物語りの中で幸せになってくれて嬉しく思いました。

 

 これを読んだ時、何故か胸が熱くなりました。

 

 コメントはこれだけで、私には「キョンシル」さんの人となりも何も判らないけれど、

 

 この短い文章だけで十分に伝わってくるものがあったのです。

 

 また、先生の若くして亡くなられたご友人への想いにも打たれました。

 

 私はそのような事情は知らず、たまたま「キョンシル」を選んだのですが、

 

 後で事情を知り、偶然にしても不思議な御縁だと思いました。

 

 この物語りを書いてからでも何年か経ちますが、今もそのキョンシルさんの

 

 ご冥福をお祈りしています。

 

 なので、御縁があって「密恋」を読んで下さった皆様にも是非、

 

 そのような女性がいたということをお伝えしておきたいので、

 

 こうして最後にお伝えすることにしています。

 

 こうして改めて自作を読み返すと、、、

 

 キョンシルが最後にトスと婚礼を挙げたときに纏った花嫁衣装は

 

 昨日の映画「尚衣院」で王妃が着ていたあの光り輝く衣装をイメージしました。

 

 「尚衣院」についての感想・紹介記事はコチラから

 

 ☆http://ameblo.jp/megumi3777/entry-12162781104.html

 

 『歴史の底に消えていった裁縫師―生命を賭けて愛する女性に想いを伝えた男 韓流時代劇「尚衣院」感想

 

 

 もちろん、数年前に書いた作品なので、そのときはそんなことは考えるはずもなく、

 

 たまたま昨日の映画で連想したにすぎません。

 

 少し長めのお話でしたが、拙い作品をご覧いただき、ありがとうございました。

 

 これで一旦、朝鮮半島から日本に帰国致します―笑

 

 時代は朝鮮でキョンルたちが生きていた時代とさほど隔たっていない江戸時代に

 

 飛びます。

 

 宜しくお願いしますウインク