本日で完結! あとがき 後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~ | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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Every day is  a new day.
一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

  あとがき

 今月は先月に引き続き、中華物の二作めです。ストーリーそのものは第一作めを書き上げた直後に思いついたもので、当初と殆ど大きな変更はありません。
 一話めはヒロインとヒーローのすれ違いはあったものの、最後はめでたくハッピーエンド、しかも二人は常にラブラブモードでした。
 ところが、今回は打って変わり、悲劇、それもド悲劇です。これも構想が浮かんだ当初から変わっていません。一つだけ変わったところがあるとすれば、皇帝の死に方? 最初は毒殺される予定だったのに、結局、刃物で刺されることになりました。これは、そのシーンを書く直前、イメージ作りの一助として華流歴史ドラマの〝後宮の涙〟のオープニングを見てしまったことがきっかけです。
 オープニングは主題歌の〝珍情〟がドラマティックに流れる中、ドラマのハイライトが次々と映し出され、その中に皇帝陛下が矢に射貫かれるシーンもあるのです。それが物凄く普段から気になっていたので、
―よし、これでいこう。
 と、ここだけが変更になりました。もっとも、書いている途中で矢が剣に変わりましたが。
 あと苦労したところは、濡れ場でしょうか。基本的に私はこういうのはあまり得意ではないのですが、今回は更に〝69〟を描こうとしたので、余計に大変でした。実は私、この言葉を知りませんでした! 小説サイトで知り合ったメル友さん(読者さん)から感想を頂いた時、〝69〟という言葉が出てきて、〝それって、何ですか?〟と訊いたところ、
―本当に知らないんですか?
 と半信半疑で返されました。
―本当に知りません、後学のために教えて下さい。
 お願いして、何なのか教えて頂きました。
 うーん、奥深い世界ですね。やはりメル友さんもサイトのメールであからさまな表現は使えないので、検索をかけてみてと言われ、調べました。
 その時、これをいつか作品内で使ってみよう、ということになりました。今回初めての試みなので、十分とはいえないかもしれないですが、その辺りはまあ、ご容赦下さいませ。そうそう、これを書く少し前、読んだ小説にその手のシーンが出てきて、メル友さんに
―教えていただいた例の69が出てきた小説を読みましたよ。
 と報告したら、
―ほう、ドラマでしか見たことがないけど、小説でもありましたか。
 と、そんなやりとりもありました。これを書くに当たって、それを読み返したいという想いもありましたが、それをやると、自分が影響を受けてしまう危険があるので、止めました。
 何だか、あまりつまらない内容になってしまいました。この辺りはさらっと読んで忘れてくださいね。
 紫蘭の花を作品に使ったことで、また一つ、好きな花が増えました。花言葉も今回のイメージにぴったりで、助かりました。
 それでは、今回もありがとうございます。このシリーズは全三話の予定です。ラストを飾るのがどんな話なのか。お楽しみにお待ちいただければ幸せですが―。
  東 めぐみ拝
2014/06/12