さて、そういうブログを読んで残念な気持ちになった理由は実は他にもあります。
私はスートンマーケットという天然石屋さんをしばしば利用します。
何年か前、そこで主人がジルコンの指輪を買ってくたことがありました。
ジルコンというのももちろん模造の人造石です。
そういう意味では。先ほどご説明したチェリークオーツと同じです。
ダイヤモンドが高価なので、それに近い石を作ったのだといわれています。
買ってくれたのはシンプルなステンレス製で、小さなジルコンがついている。
いわゆる結婚指輪風のものでした。
基本的に僧侶は結婚指輪はしません。
最近の若いお坊さんには彼女に負けて？ か、指輪をする人も多くなりつつありますが、
昔の人はそういう装飾品は身につけません。
主人は割と古風なので、やはり、そういうのはやらないし、持たないと結婚当時から
言い張っていました。
しかし、結婚十数年目の記念日にとうとう、私がそういうのが欲しいというので、
とりあえず私だけということで買ってくれたのです。
それで、私もお返しに同じデザインのペアのリングを主人に贈りました。
もちろん
がはめることはないのは判っていたので、予めストラップにしてもらい、ケータイに付けるようにしました。
ジルコンというのはダイヤの模造石なので、やはり石言葉もそれに準じています。
心を平安に保つとか、永遠とか。
昨夜、とある店長さんのブログを読んだ後、私が哀しい気持ちになったのは、
そういう記念で買った指輪も
【ただのガラス玉に効果なんかあるはずがない】と言われたも同然だからでした。
私はそんなことはないと思います。
そのブログに大人なコメントをされていた方のように
【持つ人が前向きな気持ちで持っていれば、天然石のように効果をもたらしてくれる
】と信じていますし、信じたいです。
何でもそんな風に言ってしまえば、身も蓋もないですね。
それを言うなら、天然石を信じない人にとっては、天然の石にせよ模造の石にしろ
似たようなものです。
どちらも信じるに値しないものでしょう。
その模造石を考案した人はきっと良い加減な気持ちで作ってはいないでしょう。
もちろん希少石に似た石を作って金儲けをしたいという純粋な商魂もあったでしょうが、
なかなか高価な希少石を持てない買えない大多数の人が
希少石と同じ効能を持つとされる人造石を持って幸せな気持ちになれば良いという
思いもあったことと思います。
また、そういう風に考えるべきだと思います。
不特定多数の大勢の人が見るブログで、あまりに極論すき゛る表現は
避けたいものです。
これが天然石の素人なら、まだ素人が知ったかぶりで好き勝手に書いているて゜
済むのですが、曲がりなりにも天然石のプロ、いわば有識者が書いているのですから、
ただの言い過ぎでは済まない、読んだ人に多大な影響を与えることと思います。
まあ店長さんも最後にはそのことを十分判っていらっしゃるようでしたので、
誰にでもそういうことはあるという結論で話を締めくくりたいと思います。