新作ご紹介について
今日から月下にひらく華~切なさの向こう側~の第二話が始まりました。
都落ちした光王と香花は長旅の末、小さな地方都市に落ち着きます。
香花はそこで地方代官〝使道サド〟の若様とめぐりあいます。
いまだ初恋の男崔明善を忘れ得ぬ香花は何となく生前の想い人の
雰囲気を漂わせる両班の若様に惹かれてゆきます。
香花が自分以外の男に惹かれていくのを知り、焦る光王。
やがて香花と若様は心を通わせるようになるのですが、
惨い現実が待ち受けています。
悪逆非道な使道を父に持った賢明で心優しい青年の苦悩もご覧
下さい。
なお、タイトルの燕の唄というのは実在する中国の伝承唄です。
私がこれを知ったのは偶然ですが、はじめて聞いたとき、とても印象的
でした。ヤンツィーという美少女を好きになった若者が実は正体は燕
だったという少女を想い、歌った叙情的で物哀しい唄です。
ここでは韓国の伝承唄としていますが、事実は中国です。
なお、香花と使道の若様の微笑ましい恋のやりとりの様子は
私が初期に見て大きな影響を受けた韓流時代劇ファン・ジニ
のチャン・グンソクさん演じた両班の若様とチニ【ファン・ジニ】の
初恋の様子を再現してみました。
ここで登場する若様のイメージは間違いなくあのグンソクさん演じた
若様です-笑。
前振りが長くなりましたが、ご覧いただければ幸いです。