少々真面目に
皆さん、
朝食は食べますか?
私は食べます
朝食に関しては賛否両論あるようですが、私は食べた方が良いかと思います。
たまに質問も受けるのですが、
「太るから、朝食はとらないのですが…」という人もいるようですが、これは、大きなまちがい。
食事が2回に減ることで1食あたりの量が知らず知らずに増えていることがあります。また、からだが軽い飢餓状態になるので、食事からより多くの栄養を取り込み、脂肪として貯め込もうとするともいわれています。エネルギーをできるだけ使わずに貯めようとするため、基礎代謝が低下してしまい、ますます痩せにくくなります。これでは、本末転倒です。
さらに、摂取すべき栄養目標としてよく「1日30品目」といわれていますが、2食で30品目よりも3食で30品目の方がとりやすいのです。
朝食の役割
朝食には、おなかが空いたのを満足させるだけではなく、夜眠っていた体と頭を目覚めさせ、1日の生活リズムを規則正しくする役割があります。
<栄養・エネルギーの供給>
・昼食までの活動を支えるエネルギー源
・栄養のバランスをとる
・水分の補給
<目覚めを良くし頭をすっきり ~脳のエネルギー ブドウ糖の供給~>
脳は大量のエネルギーを使いますが、脳が使えるエネルギーはブドウ糖だけです。
体はぶとう糖を貯えられますが、脳は貯えられ無いので、体から脳にブドウ糖を常に送らなければなりません。
朝起きた空っぽの体からは送るブドウ糖が無いので、その日の朝食からブドウ糖をつくり、午前中の脳のエネルギーにしているのです。
<体温を上げ、体を目覚めさせる>
眠っている間体温が下がり、心拍数も下がり血圧が低くなっています。
朝食にご飯やパンなどの炭水化物を食べると血糖値が上がり体温も上がります。
すると、血流がよくなりエネルギーが体のすみまで運ばれ身体が目覚めます。
<体のリズムをつくる>
体に朝が来たことを教え、体内時計をりセットする働きがあります。
(体内時計:朝になったら起きる、夜になったら眠たくなるリズムを作り出すのに大切です。)
脳は、活動エネルギーをブドウ糖だけで補っています。ブドウ糖はからだの中に貯蓄できないので、朝起きたときには前夜の食事で得たエネルギーをすでに使い果たしています(寝ている間も脳ははたらく)。すぐに脳をはたらかせるために、朝食は不可欠なのです。他に…
「前日の夜、食事が遅かったのでお腹がすかない。」「朝はギリギリで…」
など言われる方もよく聞きます。
・5分でも早く起きる
・全く食べないのではなく何か飲んで行く
私は「何か口にする様にしましょう!」とお伝えしてます。
それを毎日続けていると
「果物食べてみる?」
「パンだけでも食べてみる?」
とだんだん気持ちも変わって行くのです
最初にも書きましたが朝食をとる、とらないは賛否両論あります。
これは私が管理栄養士として思ったことです。
では今日、1日がみなさんにとって素敵な1日になりますように