今回の渡米ではロサンゼルス国際空港を利用しましたが、昨年取得したグローバル・エントリー(Global Entry)のおかげで出入国に数分しかかからず、とても便利だったため、皆さんに紹介したいと思います。

 

グローバルエントリーは、米国税関・国境警備局(CBP)が運営する事前認証済みの危険度が低い渡航者の航空機による米国入国を促進するリスクベースのプログラムです。

 

グローバル・エントリー取得者のアメリカ入国時の手順はとても簡単です。飛行機が空港に到着したら、Global Entry取得者専門の入国ゲートがあるので、そちらの列に進みます。入国ゲートの近くに行くと、案内の人がいて、Global Entryはこちらだと、誘導していました。そちらの方向に行ったら、事前にダウンロードしていたスマートフォン用のGlobal Entryアプリから空港到着後に到着空港と到着ターミナルを入力し、アプリの指示にしたがって自分の顔写真をとると、アプリの写真画面に申請番号が表示されます。その画面を入国審査官に見せるだけで、顔パスで入国できました。入力の際に立ち止まっただけで、画面を入国審査官に見せた際も一言も声もかけられなかったので、会話もなく、入国ゲートの場所に来てからを通りすぎるまで数分しかかかりませんでした。

 

またGlobal EntryにはTSA Precheckもついているので、アメリカから帰国する際のセキュリティゲートも、TSA Precheckという特別ラインからは入れて、簡易セキュリティチェックとなり、こちらも5分もかかりませんでした。

 

Global Entryの申請には100ドルの申請料と、戸籍謄本の代金+切手代がかかりますが、出入国時のメリットを考えると本当に取得してよかったと思いました。一度許可されると5年間有効とのことです。昨年から一時日本人の申請ができなくなっていましたが、5月からまた再開されています。日本人の申請にはプロモーションコードの入力が必要ですが、JapanCBPGlobalEntry@state.govにメールを送ると数日でプロモーションコードと申請方法の詳細がメールで届きますので、1年に1回以上は渡米するという人は取得しておくといいのではないかと思います。申請方法の詳細はこちらのページをご確認ください。利用できる空港の一覧ページはこちらです。

 

なお、Global Entryは、初めてアメリカに渡航する人は申請できないようです。ESTAでいいので2回目以降の渡米に際して申請できます。またESTAやビザの代わりになるものではないため、必ずそちらも準備の上で申請してくださいね。