4歳の長男と4ヶ月になる娘の育児中です。
「育児はすごく楽しい」とは感じていますが、楽しいばかりではありません。
心が揺さぶられるようなことも多々あります。
先日は、4歳の長男に対して猛烈に怒りが湧いてきました。
夜間授乳があるので、朝方はとにかく眠い私。
朝の5時半頃、父と眠っていた長男が私の布団にやってきました。
長男は前日の夜8時くらいから眠っていたので、とても元気。
私の横に寝転んで、布団をはぐってみたり、「ママおきてー。パン焼いてよー」なんて言ってみたり。
とにかくかまってほしい。
私は「時計の針が12になったら(6時になったら)起きるから、もうちょっと寝させて」と伝えますが、まったく聞く耳を持ちません。
眠りたい私 と 起きて遊んでほしい長男。
急にものすごく腹が立ってきました。
「もーーー!嫌!!!」
我慢の限界が来た私はこんな風に大声で叫んで、夫に子守をかわってもらうよう告げ、一人になったのでした。
こんな時、みなさんならどうしますか?
以前の私なら、怒りの渦に飲み込まれて、さっき起こったことをぐるぐると考え続けていたでしょう。
そして、怒りが収まった後は、「何であんなことで怒ってしまったんだろう」と自分を責めていたと思います。
ですが、私も成長しました。
怒りはあったのですが、その後の自分の気持ちの処理が上手になったと思います。
今日は、そんなお話です。
まず子どもから離れる
怒りが通りすぎるのを待つ
感情が収まってから、怒りの原因を振り返る
まず子どもから離れる
怒りが猛烈に湧いてきた時。
私は怒りの対象から離れます。
子どもと二人きりなど、一人になれない環境であれば、子どもの安全を確保した上でトイレにこもったりするのもいいと思います。
とにかく一人になって、冷静に自分を見つめられる環境をつくります。
怒りが通りすぎるのを待つ
猛烈な怒りって、ずっと続くわけではありません。
少なくとも5分もすれば、怒りのピークからは抜け出せると思います。
怒りのピークを抜けたら、視点をビューンと頭の上に持ってくるイメージで、自分の中の怒りをただ見つめます。
感情が揺さぶられる時って、体のどこかに普段とは違う変化があるもの。
この時は、胸の辺りざわざわして、重ーい感じでした。
なので、この胸のざわつきをじっと感じていました。
この時のポイントは、怒りの感情の中に入り込まないこと。
「自分はこんな風に感じているのだな」とただただ見つめます。
すると、怒りがだんだんと小さくなってきます。
イメージとしては、海の真ん中に立っていて、大きな波が小さい波になるまでじっと立っている感じでしょうか。
こんな風に、ただただ怒りの感情がとりすぎるのを待ちます。
自分でどうにかしようとは決してしません。
自分の怒りを振り返る
怒りが通りすぎた後は、なぜ怒りが湧いたのか振り返りをします。
ここでのポイントは、「自分責め」をしないこと。
自分を責めると、怒りの渦にまた舞い戻ってしまいます。
私の今回の怒りは
・私が寝不足であったこと
・長男に何度伝えても言うことを聞いてくれなかったこと
・前日も同じようなことがあって、その疲れが残っていたこと
が原因かなと振り返りました。
そして、「怒りがピークに達する前に、夫に子守を交代してもらえば良かったな」と今後の対応策を挙げます。
最後に「疲れているのに、よく育児頑張ってる!」と自分をねぎらいました。
子育てをしていると「感情の揺れ」がたくさん起こります。
その感情の揺れは、親が自分自身を振り返る大切な機会なのかなと思います。
感情の渦に巻き込まれず、いかに自分を俯瞰してみることができるか。
これが大切なのだと感じます。