漸近線、重なれ
2015年に出演した舞台「配達されたい私たち」で洋平と共演したのをキッカケに、2016年に上演された 一色洋平×小沢道成 第2作目「巣穴で祈る遭難者」を観劇。
その後、小沢みっちーのひとり芝居も追っかけだして。(その繋がりでねもしゅーさん(根本宗子さん)のことも知ったんです🥰)
あと、2016年の年末に下北沢で行った「劇的忘年団」にもお声掛けいただき、そこで今回の脚本家でもある須貝英さんともお知り合いになることができたんだよなぁ〜☺️
みっちーのひとり芝居は毎度いろんな仕掛けがあって、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさの中に小さな切り傷のようなものが潜んでいる、みたいなイメージなんですよね。
洋平との2人芝居は「巣穴〜」を劇場で観て、第一作目「谺は決して吼えない」はDVDを購入して観たいのですが、どちらもエネルギーが溢れていた印象。
しかしながら今回はなんだか全然違う印象を受けました。
あ、エネルギーが足りないとかじゃないんですよ、エネルギーの種類が違うというか、溢れ方が違うというか。
いい意味で脱力感というか。
いつも劇場ロビーに美術模型を展示してくれるんですが、シンプルでいてとっても可愛らしいの。
(しかしめっちゃ八百屋舞台!あの傾斜の上で芝居するの⁈って開演前にびっくりしちゃった笑笑
でもこれがまた、物語とのいいバランスだったのよね👏🏻)
まだ7日まで上演してるのでネタバレにはなりたくないんだけど、なんだかとってもやわらかい、そして希望が持てる作品でした。
漠然とですが、私の中では「春」のような印象。
やわらかな春の日差しだったり、かと思えば急に気温が下がったり。
そして春は別れの季節であり出逢いの季節。
新たな1歩、新たな始まり、みたいなイメージもありますよね。
なんかね、
とっても日常で、やさしくて、切なくて、苦しくて、愛おしい。
全ての登場人物を抱きしめてあげたくなるような、そんな物語でした。
人は1人では生きていけないし、
誰かと関わるのは怖いけど、例えずっと会えてなくても気にかけてくれてる人がいたり、電話で話せる相手がいたりするだけで、きっとどこかで気持ちが救われるんだよね。
まだ全部は読めてないけど、今回のパンフレットも創作日記 対談verになっていて読み応え抜群📖
そして須貝さんがどんなふうにこの脚本を描いてるのか(ト書きとか)知りたくて、今日観たこの風景をもう一度想いながら読みたくて、上演台本も購入。
あとがきもあるので、これまた読むのが楽しみです♪
最後に、
世の中にはボカロとかAIとかの技術がどんどん発展していって、今後人間の仕事はどんどん取られていくんじゃないかなんて言われてますが。
演劇は生身の人間じゃなきゃ絶対に無理だし、生身の人間だからこその可能性がまだまだ無限だという希望を感じました✨
4月24日(水)にRelease New Album
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