その心を動かすのは
つい1ヶ月ほど前にもここに来たのですが…
今回も同じ劇団、そして同じタイトルの作品を観に来ました。
はい、劇団壱劇屋さんの「猩獸」を観劇してきましたよ。
同じ…とは言いましたが、4月公演は「猩獣」
今回は「猩獸」
「けもの」の漢字が違いますね。
ここにはどんな理由があるのだろう、、、
フライヤーに書かれていた言葉
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"猩獣あらわれるところ厄災がおとずれる"
猿にて猿ならず人にて人ならず
頭は猿 足手は人 体躰は変容し
人々を惑わす
厄災から流れたくば
白花を受けし者を差し出すべし
男は自らが猩獣となり花を贈る。女を守るために。
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アナザーストーリーとでも言いましょうか、猩獸の言い伝え(?)はそのままに、違う家族の物語。(ちなみに前回は友情…だと思う)
ワードレス × 殺陣 という、でもしっかりと物語が伝わってくる演出に毎度感心するのですが、観客に委ねている部分もちゃんとあり。
こちらが感じたままに解釈すればいいし、多分そこに正解はなくて。
もしかしたら観る側の心のコンディションで感じ取るものも変わってくるのかもしれない。
そして、今回の家族の物語もまたグッと心を掴まれるおはなしでした。
娘の決断
父の嗚咽
母の叫び
それぞれの心を動かすのは、誰かを大切に想う気持ち。
その愛が柔らかかったり、真っ直ぐだったり、熱かったり、歪んでいたり。
それにしても竹村さんの笑顔は何故にあんなにあたたかく、そして切ないのだろう。
そして西分さんの美しいカッコ良さ(からの喋ったらテンポよくて可愛い)、小林さんのヒールでクールなカッコ良さ。
お三方とも殺陣のキレの良さと個性に惚れ惚れします。
いや、皆さん本当に素晴らしい。
前回も書いたと思いますが、あの限られたスペースに18人とか出てて、凄い勢いで殺陣!殺陣!殺陣の連続っ!
前回同様、スロープのついた大中4つのボックスを縦横無尽に動かしながら殺陣もやって、もうなんなのっ⁈←少々興奮気味w
1人1人のタイミングと全員の呼吸とがしっかり合った上で、周りの状況を瞬時に把握・判断しながらの立ち回りの無駄のないこと美しいこと!
そして、今回はこうきたか!というブロックの使い方や見せ方に思わずため息が出ちゃう☺️
今回はいつも冷徹非道な(役を演るイメージが多い😅)小林さんの、心の機微が見える感じがとても素敵でした。
悪でも心に柔らかい部分がある、人間らしさ、弱さ。
そして…西分さんの愛の矛先の鋭さに「こういう時のオンナって、、怖いのよね🥲」と納得しちゃうのでしたっ
お昼のアフタートークは猩獸女子会と称して、出演している女子10人が登壇。
稽古場や楽屋でのエピソードなどでワイワイ楽しい10分間♪
関西弁が飛び交って、みんな仲良しで、これまたあったかい気持ちに💕
ちなみに夜のアフタートークはゆじろこと風間由次郎くんでした。
刀剣乱舞で竹村さんたちと繋がってるのか‼︎
私ったら全然知らずに予定を組んでしまったので夜は別の観劇を入れてしまってたのですが、昨日の夜気づいて悔やみました💨
せっかくならゆじろにも会いたかった!
(会うっていうか一方的に見るってだけだけど😅)
今回の公演は6月5日まで。
毎日2回公演(え?めっちゃハードなあの作品を2回公演、4連チャン⁈ひょえぇぇぇ〜)だそうです💨
当日券もあるようなので、ぜひ足を運んでみて下さい!
ほんっとにオススメだからっっ‼︎