CHESS 大千秋楽に | 飯野めぐみオフィシャルブログ「いいめぐのあえたらいいな…」Powered by Ameba

CHESS 大千秋楽に

昨日、CHESS THE MUSICAL大千秋楽を迎えたのですが…

なんだろ、不思議な感覚。
いつもならば今日が休演日のようで、公演はまだまだ続くんじゃないかって感覚のが強いのに、今回は確実に千秋楽を迎えたという感覚のが強いのです。



千秋楽のこの日も「千秋楽ならではの緊張」ではなく「CHESSならではの毎回感じる緊張」であって、変に力むこともなく平常心でした、毎度の緊張感以外は。
いつものように陽の光を感じながらウォーミングアップをして、「あぁ千秋楽だね、、」なんて口々にこぼしてはいたけども、でもやっぱりいつもと変わらない時間だったように思います。


1幕ラストの ♪anthemはウルっときたけど…うん、正直に言ったらやっぱり「千秋楽」という思いが後押しした部分もあるのだろうけど…ラミンのanthemは毎回違ったのです。

真っ直ぐな目で見つめる時もあれば、優しく微笑んでいる時もある。
口にする言葉(歌詞)の強弱やスピードもその回によって違う。

千秋楽は静かに熱かった。
でも眼差しはとても正直で優しかった。

あ、、思い出したら泣きそうだ💦


でも本番中は絶対に(千秋楽だからって理由では)泣かない!と決めていたし、カーテンコールでは流石に泣いちゃうかもなと密かにポケットにティッシュを隠し持っていたのだけど意外と平気だった。

なんだろね、あぁ終わっちゃった、、という寂しさより、お客様のエネルギーがとても嬉しくて、達成感が凄くて、寂しさを認識できてなかったのかも。(むしろ今認識中😭)

緞帳が降りた直後の写真。
みんなとってもいい表情してる!(あ、また泣きそうw)

何度も言ってるけど12月のあたまに音取りとリズム、発音のみの稽古をした帰り道、本当に顔面蒼白になりながらビビときよちゃんと3人で「できる気がしない、いや、絶対無理、、コレ1月末に舞台に立ってる自分が全くイメージできない、、」って言ってたのに。

そこから約2週間の自主練と年末3〜4日の歌稽古、そして年明け3日からはニックと共に怒涛の振付稽古。

実質16日の立ち稽古(海外メンバーはもっと短い‼︎)は帰宅するのに最低限必要なエネルギー以外は全て稽古場で使い切っているくらいの消費量。

自分のことで言えば今回特にいろんなことが出来なくて、何度となく心が折れて、やさぐれそうになって、不甲斐なくて泣きそうで、、
でもナニくそと思って踏ん張れたのはカンパニーのおかげ。

ほんとにね、すごいメンバーでしたよ。
普段から踊ってるような人でも筋肉痛になるほどの運動量だったり、英語喋ることができる人もCHESSという難曲揃いの作品に悪戦苦闘したり。

でもみんな、稽古前から来て自主練し、稽古後も居残り練習し、わからない人がいたら助け合い支え合い、汗水流して努力して。

稽古場外の前室(休憩スペース)でも、誰かが歌い始めたら我も我もと声が重なり、時間さえあれば楽譜を開いておさらい。


こんなメンバーに支えられて迎えられた大阪初日は感無量でした✨

2月1日から東京公演が開幕して休演日手前にやっと稽古初日から1ヶ月経ったという言葉を耳にして、本当に信じられなかった!
「嘘でしょ⁈」って笑っちゃったもの😂


そしてあっという間の大千秋楽。


仕事の都合で観劇が叶わないと聞いていたあっきー(中川晃教くん)がご観劇👏🏻
初演時にはフレディを演じてたんだよね😊
観てもらえて嬉しかった‼︎

あっきーとは「SHIROH」が初共演なんだけど、最近は本当になかなかご一緒できず。
もっと私が頑張りますっ‼︎



キャストの稽古話をしたけど、今回はスタッフさんもすんごく大変だったと思います。

舞台こそシンプルですが、(ご覧になった方はわかると思うけど)ミュージカルではあり得ない数の照明。
そしてあり得ない数のキュー(照明合図)出し。

でっかいハコでのコンサート並みなライティングによって、曲終わりに思わず歓声をあげてしまいたくなる!

ミュージカルとコンサートのいいとこ取りのような作品になったと思います。
ちなみにフレディの母(シルエット)、やってましたw

撮影時にいきなり「じゃあ言い合いして下さい」って英語で言われ「え?インプロ??」って戸惑ってるうちにスタートかかってよくわからない即興芝居になっちゃった🤣

まぁ影しか使われないから何言ってもいいんだけどね💦

最初の旦那役の中井くん、2人目の旦那のむーちょさんとゲラゲラ笑いながらの撮影だったのです、実は(笑)



それからオーケストラさんたちもこの難曲を開演したら演奏しっぱなしで、本当に大変だったと思う。

しかしながら背中にバシバシとエネルギーを感じ、毎回アガる演奏に痺れつつテンションアゲアゲでした🎵

舞台上では毎回その日の感情の流れで歌うラミンでしたが、舞台奥にいるのに見事にタイミングを合わせ世界観を生み出す姿に拍手👏🏻


お写真撮れなかったけど、Kinkyなど色んな作品でお世話になってる歌唱指導の福井小百合さんと高風さんにも感謝。
英語のできない人も多い中、よくここまで導いて、引っ張って下さった!

忙しいのに東京公演の楽屋に顔出してくれて、ある日のノーツがこちら。
もちろん、改善点も沢山あったのよ笑
でもね、ここは褒めてくれて、「最高だったからこれは貼って帰るね〜♪」って。
千秋楽が終わるまで、ここでさゆりさんの代わりに見守ってくれた「カパプランカ最高」のポストイット。


それからニックの信頼も厚い振付助手の青山航士くん。

ニックのイメージをしっかり理解し、私たちに丁寧に伝え教えてくれたこうじくんがいたから、あのアンサンブル群舞は見事なカタチを保つことができたのです。
こうじくんとはもう長い付き合いなのだけど、今回私は稽古場で間違えてばかりで本当にカッコ悪い姿を見せちゃって恥ずかしかったのだけど、「無様な姿をお見せしちゃったね💦」と言ったら「無様でもがむしゃらに頑張ってる姿に逆に刺激をもらったよ」という優しい言葉。
あたしゃ地元駅でそのメールを読みながら涙を流したさ。

年齢やキャリアを重ねると、段々と失敗が怖くなったり後輩の前で恥をかきたくないって気持ちが出てきちゃったりするのだけど、私も今回「そんなこと言ってる場合じゃない!」となりふり構わず練習して、時には年下のみんなに教えてもらって。
だからこうじくんにそう言ってもらえたのがすごく嬉しかったです😭



他にも音響さん、演出部さん、衣装さん、ヘアメイクさんなどなど、数えきれないスタッフの皆さまが連日連夜 不眠不休で支えて下さったおかげで、私たちは毎日舞台上のことだけに集中することができました。

感謝感謝です、ほんとうに!



そしてそして、このカンパニーの舵取りをして下さった演出家・振付師のニック。

いつも私たちを信じ、愛してくれたニックに心からのお礼を。
演出家様様ではなく、このカンパニーのリーダーとして常に私たちの隣を共に歩いてくれて、それでいて妥協はしない。

私たちが出来ることの少しだけ上の課題を渡してくれて沢山の刺激をもらいました。

そう言えば稽古場最終日の最終通し稽古の直前に男性のナンバー(The Soviet machine)と女性のナンバー(Golden Bangkok)の振付が変わったんだよね😅

ここに来てまさかの⁈って戸惑ったけど、ニックは「みんなが出来る様になったらもっと次を目指したくなっちゃうんだよ😁」といたずらっ子のような笑顔で言ってたニック。
でもそれって「まだできる」と信じてくれてるんだものね、嬉しいことです。
きよちゃんのツイートで知ったのだけど、farewell partyでニックが「僕が作る作品はアンサンブルが必要不可欠なんだよ。だから幕が上がり1番最初に登場するのは君たちなんだ。君達が物語を作るんだよ。とてもとても大切なんだ。」と話してくれたそうです。

本当に本当にうれしい。
その1ピース(1駒♟)になれたことが幸せです。


そしてなにより、ご観劇下さったお客様に感謝。
連日、空気が揺れるほどの歓声と大きな拍手、1幕ラストの涙、カーテンコールでの笑顔、全て忘れません‼︎

本当にありがとうございましたっ‼︎






はぁぁぁー、長くなっちゃってすみません💦

千秋楽を終えて、キャストだけで打ち上げに行ってきました🍻

そこでキャストから3人に名入りのお箸をプレゼント🎁
みんなに「開けて開けてー」と急かされ、包装紙をビリビリっと破いて箱を開けた瞬間「Ohhhhh〜😍」と雄叫びをあげるラミン(笑)
感動して涙ぐむサマンサ😭
少年のような笑顔で喜ぶルーク🤩

持ち運びが出来るように箸袋もつけまして。
たまにでも使ったり、見て私たちを思い出してくれたら嬉しいね。

ほんと、それぞれの笑顔が素敵😆

3人は翌日午前中の飛行機で帰国予定。
じゃあサプライズでお見送りに行こうという話が持ち上がり、わざと3人の前で「明日は何時に空港集合?」「3人には内緒でしょ?」って打ち合わせを繰り広げるという(笑)

帰り際も名残惜しくいつまでも帰れないメンバー。
翌日の見送りに来れない人たちもいたからね、本当にお別れの人たちもいて。
実は明日も会えるんだけどwって人たちも「ちゃんとお別れの芝居しよっ😆」って(笑)

んで、「See you soon!いやこれマジでsoonよ!soooooon‼︎」ってお別れしました👍🏻

いろんな日本語を覚えようとしてたルークは洸太の言うことをとにかくリピートして覚えてたんだけど、3人をタクシーに乗せたとき洸太が「ルーク、また明日ねー」って言ったらルークが日本語で「また明日ねー」って繰り返したときは思わず笑っちゃった🤣
そんなこんなで、飛びっきり豪華で飛びっきりサイコーな、素敵な夜を過ごしました🥂🎵✨


翌日。
朝5時起きでそれぞれ空港に向かい、今か今かと隠れながら3人を待ち、チェックイン後の3人に直撃っ💨💨💨

3人の驚きつつも喜んでくれてる顔が忘れられません。
サプライズ成功👏🏻

搭乗前にみんなで今回最後の集合写真。
全員でのお見送りは叶わなかったものの、心はひとつに3人をお見送りしました。
その後3人の姿が見えなくなるまで見送ったら、やっとこの仕事の最後のページを閉じたような気持ちに。

そうだった、私たち眠かったんだ!と思い出さんばかりに眠い目を頑張って見開きながらみんなともお別れ。

日本人メンバーとも、そして海外メンバーとも、きっとまた会えると信じて。




…と、その後なんだかフライトも見届けたくて空港をウロウロ。
案内カウンターで大体のフライト場所を聞こうと思ったらまさかの国際線ターミナルからは見えないらしい‼︎

うひゃー!聞いといてよかったぁー‼︎

「国内第2ターミナルの展望デッキから見えると思いますが、滑走路が2パターンあって、そのどちらを使うかはわかりません。」と教えてもらい、急いで第2へ移動🚌💨

フライト予定時刻まで空港内で朝ごはん(ブログの写真枚数制限の都合上、美味しい写真はインスタにて😋飯テロ注意)を食べて、展望デッキへ。

なんと!目の前の滑走路を走ってくれました‼︎
(写真上の奥に見えてる離陸直後の飛行機の滑走路だと展望デッキの横から縦に走っていっちゃうのでほぼ見えなくて💦)
動画撮りながら「あぁー、そっち行っちゃうの⁈…わぁー、戻ってきてくれた!やった!目の前?目の前⁈」って大きめの独り言😅

当然ながら3人の姿はカメラズームしても確認できなかったけどw 雲の中に包まれるまでずっと見送りました。

そしたらさ、今更泣けてきちゃって。
展望デッキの端っこでひとりボロボロ号泣しました😭😭😭



あぁ、本当に終わったんだな。
でもまた会えると信じて。




あ、ちなみにこのブログはまだ終わりません(笑)
また明日、もう少しだけ書かせて😄

















☆出演情報☆

2020年1月25日(土)〜28日(火)梅田芸術劇場メインホール
2020年2月 1日(土)~〜9日(日)東京国際フォーラム ホールC
※全公演、終演いたしました。ありがとうございました。


ミュージカル「生きる」再演
東京公演 2020年10月 日生劇場
富山公演 2020年11月2日(月)~3日(火祝) オーバードホール
兵庫公演 2020年11月13日(金)~14日(土) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
名古屋公演 2020年11月 御園座
※他、地方公演あり
チケット先行発売は2020年初夏予定。



☆CD DVD情報☆

湖月わたる30周年記念公演
ドキュメンタリー・ミュージカル
「わたるのいじらしい婚活」DVD発売中!

ミュージカル「生きる」ライブ盤CD 発売中!

清水孝宏 3rdアルバム「一輪の花のように」
iTunes、Amazon、レコチョク、Music.jp、LINE MUSIC等
飯野めぐみがカバーした「絆」含め、全曲ダウンロード販売中♪


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