物語は続いていく
KinkyBootsの思い出綴りも今夜で最終回かな。
まずは大阪での打ち上げ写真をもう少し。
お庭にはKinkyBootsの特設パネルが沢山あって、今回ロビーのパネルで写真を撮ることができなかった私たちにとってはかなり嬉しい💕👠
女性楽屋の5人で撮ろうーって盛り上がってるところを上から激写されてました(笑)
全然気付かずにポーズする5人😆
この右側の2階がバルコニーになってて(以前、写真はあげたかな。プライス&サンの看板がかかってるのです)、そこから写真を撮るとこんな感じ。
こういうの、いいね👍🏻
それから、さっきのブーツ5連パネルの向かいにもう1種類KinkyBootsパネルがあり、そこで撮った人たちの写真も集めてみました👠👠👠
みんな上手にブーツ履けてるっ‼︎
そして面白い組み合わせ🎵
裕介&雄生はエンジェルス同士で流石✨といった感じですが😚
個人的にはプレステージペアのゆじろとゴリがなんだか可愛らしい💕
本当に素敵な時間を過ごさせていただいたのでした✨
さてっ!
お待たせいたしました‼︎
ジョージ役 ひのあらたさん
実は初演時、私が台詞がぶっ飛んでジョージにはご迷惑をお掛けしたことがあったのです💦
今回は絶っっっ対に‼︎と思ってたので、毎回そのシーンの出番前は緊張しながら袖で一連の台詞を何度も繰り返し繰り返し呟いていたのです😅
でも、ある日気づいた。
プライス前社長が亡くなったときのレクイエムのとき、2階事務所で肩を落とし落胆しているジョージの姿を見つけたのです。
その姿は柔らかいステンドグラスのような光に包まれてて、うっすらシルエットでとても切なく。
そこから(チャーリーが帰ってくることを知ったのでしょうね)気持ちを切り替えるように椅子から立ち上がり、チャーリーに着てもらうためのジャケットに嬉しそうにブラシをかけてるジョージの表情はなんともいえない温かさと優しさと、少しの寂しさをたたえていて。
この姿を見ることができた出演者は多分私だけ。
本当に神秘的な瞬間でした✨
…あ、ちなみに今回は1回も台詞を忘れることも噛むこともなく、ことなきを得ました😅
毎朝ウォーミングアップでしんちゃんから発声を教わり、開演前に楽屋でひと通りのナンバーを歌ってからの本番、夜公演がある日はやっぱり開演前にひと通り🎵
1日4公演分の歌う勝矢さんのタフな声帯が羨ましい😳
勝矢さんとは本番中の袖で芝居の話をしたり、もちろんくだらない話もしたり(笑)
♪ Step one の冒頭、作業台のライトを静かにつけて仕事を始める背中は職人そのもの。
ストップモーションでも息遣いが聞こえてきそうでした。
そのあとコーヒー片手に現れるパットさんですが…あのマグカップ、中に「ドン」って書いてあるのよね(笑)あれ?私のじゃないの⁈🤣
なみちゃんとは今回、特に大阪ではずーっと一緒にいたよね💕
一緒に大阪前乗りして、突然のインスタライブもやったね🎦
写真がありすぎて9枚に絞るの大変だった💦
この作品の中でニコラとの絡みはほとんどないのだけど、今回は関係性についてより話し合ったりもしました。
ニコラがチャーリーと別れたあともミラノまで応援に来てくれたのは、パットと連絡とってていろんな話ができたからかもね、とか、そもそもお茶したりとかする仲だったのかも、とかね。
だから…というわけではないけど(笑)再演でのフィナーレでは「よく来たわねー!」ってハグしてたのです🙌🏻
チャーリーとニコラのケンカシーンはその日の空気でヒートアップ具合も違ったので 奥で作業している私たちに聞こえる声やワードも毎日違ったのだけど、今回のニコラはよりチャーリーへの愛と寂しさ・苦しみの狭間で揺れながらも頑張って立っている健気さがあった気がします☺️
前回は衣装でのツーショットを撮り忘れてたので今回は‼︎と思ってたので、衣装違いでも撮れてよかった😊
ローレンとパットは結構絡むことが多いので、前回構築したものが今回も生きていて、より深めることができました。
チャーリーニコラ、チャーリーローラのケンカシーンの奥で作業をしているときも、毎回のインプロが楽しかった♪
いつだったか、こんなタイミングでニコラが来ちゃったからってローレンが不機嫌になってるときがあって。その時「自分の好きな人の 好きな人を悪く言っちゃダメよ」って言ったら、途端に頰を赤らめて「え?好きな人?なんの話?え?え⁇」って必死に誤魔化してて(笑)
「あら?チャーリーのことが好きなんだと思ってた😊」って言ったら、平静を装いながら顔がほころんでるローレン。可愛かった🥰
今年のローラはワイルドさの中に繊細さや哀愁みたいなものが増してましたよね。それから可愛らしさも☺️
2幕で「ひらめいちゃったの!雷にうたれたの‼︎」って工場に駆け込んできたところで、イライラしてるチャーリーを横目にパットに「いいからちょっと聞いてて😘」って何かを企んでる無邪気な顔やドヤ顔はキュートだったなぁ。
再演ということで多少の余裕もあって色んなことが深められたし、タンゴでのリードもかなり上達‼︎
稽古前は「ヤバ!全然覚えてないね💨」なんて話してたのに組んでみたらスッと身体が思い出して。あとはもうローラのリードに委ねればいいだけでした👏🏻
そうそう、実はね、大千秋楽のタンゴシーンで、掴んだ鞭で引き寄せられてペアダンスが始まるのだけど…まさかの鞭の先が取れちゃったんです💦
初演・再演、そして稽古期間も含めると100回以上引っ張ってるわけだから…そりゃ弱くなってくるよね😣
取れた瞬間お互いが「あっっ😳💦」って気づいて、踊りながら顔見合わせて笑っちゃいました(笑)
初めてローラと対面したとき(以前は女装した人ってどこかで勘付いてたんだけど)、今回は「キレイだけど派手なお姉ちゃんだこと😒」ってとこから始めてみたら「え⁉︎男性⁈」ってなったときの振り幅が面白くて。
あと、チャーリーとニコラがケンカする直前、思わず負の感情を表に出しちゃったローラが2階に上がるときパットとローレンが「どした?」とか「大丈夫?」って何かしらひと言声をかけてたのだけど、一瞬にして自分の苛立ちを抑えて、でも目を合わせることなく「大丈夫よ😌」って微笑むあたり、すんごくローラだなぁって思ってました。
チャーリーに「サイモン!」と呼ばれたときの落胆した横顔には、私もいつもショックを受けてた。。
そのあとローラを追ったパットだったけど、ひと言ふた言 言葉を交わしただけで、ローラはひとりの時間が必要だったし、パットはローラを信じてその背中を見送ることしかできなかっただろうね、と今回の稽古で春馬と話したりもして。
同時に全員でもその時系列の話を稽古場でしたんです。
トリッシュたちはチャーリーを工場に残してパブに行き、今日の社長はどうかしてるっ‼︎ってビールを呑んでたんだろう。とか、そこにドンが来て、チャーリーとニコラの喧嘩の原因が工場や私たちを救う為だったことや、ボクシングのときの真相を話してみんなを説得したんじゃないか、とか。
そうやって、台本上にあるシーンの稽古だけじゃなく、裏でのストーリーや時系列の共通見解が持てたことはすごく大きかった気がする。
私も、ローラとだけじゃなくみんなとの信頼関係もより強くなったし、理解も深まったんじゃないかな。
余談だけど、打ち上げのとき春馬に「写真撮ろー!」って言ったらヘッドロックされた(写真左下)。
なんなら前回の打ち上げでもヘッドロックされたのよね、私。
なんだろ、それも信頼関係か?(笑)理解は…未だできてないのだけど🤣
本当にもうこのお方はね、安定安心の社長ですよ👏🏻
どんな時でも、どんな状況でも、稽古場でやってきたテンポが崩れない!崩さない!
それでいてしっかりとその日の空気で芝居するって。なんて器用なのさっ✨
真面目さ、ユーモア、冷静さ、熱さ、、なんて器のでかい座長なんだ‼︎
こちとら信頼しきって安心しきってお芝居させていただきました。
再演では、チャーリーを送り出すオープニングナンバーで、前回より寂しさが増してたパットさん。全体的にチャーリーのことを気にかける回数が増えた気がします。
ニコラとケンカして彼女が立ち去ったあと、パットが今後のことについて話さなきゃとチャーリーのほうに向かうとローラが声をかけるのでひとまずローラに任せる、というのが今までの流れだったんだけど…
ある日チャーリーがどうしようもなく泣きそうになっている顔を見てしまい近づけなくなっちゃったことがあって。
それは毎回ではなく、ニコラとのケンカがどうなるかで全然違うんだけど、そうするとその後ローラとケンカしてる間のこちらの感情も全然違ってくるんだよね。
酷いことを言われてるローラより、酷いことを口走ってしまってるチャーリーが気になってしまうのでした。
ミラノに工場員たちと駆けつけたときも、「♪誰が なんて 言っても JUST BE!」のあと みんなが盛り上がってるなか、笑顔を取り戻し安堵したチャーリーとアイコンタクトをとるところ、パットとしても「よかったわね」って笑顔で頷くことができて、ほっこり好きなポイントだったなぁ。
お客様に向かって「レディース、ジェントルメン、そしてまだどちらか決めかねているアナタ!」って言ってるチャーリーの頼もしい背中を眺めてるのも好きだった😌
はぁ、、語り尽せぬほどの思い出だなぁ。
いや!まだまだぁ‼︎
忘れちゃならない最強スタッフ軍団!
稽古が始まる前から全てのポジションと振付を起こし、稽古をスムーズに進めるべく、そしてよりブラッシュアップすべく尽くしてくれた振付補の藤林美沙さんと援助の寺崎さん。
厳しくも的確であり、妥協せず作品のクオリティをグンと引き上げてくれた歌唱指導の福井小百合さん。
愛情と信頼、全てを与えてくれて、ビッグスマイルでカンパニー全体を抱きしめてくれたジェリー・ミッチェル、DB、ラスティ、スティーブンたち、海外クリエイティブ陣の皆さま。
すんばらしい生演奏で私たちに元気と勇気を与えてくれたスペシャルなメンバー揃いのオーケストラチームの皆さま。
3年前、一人一人の足に合わせて1足1足丁寧にブーツを作って下さった木口さん、実久さんはじめシューズクリエイターの皆さま。
そして温度や湿度管理、鞣しなどのお手入れで、3年間状態を保ってくださっていたことにも感謝。
稽古場からセットを建て込み、本番でも常に役者の安全を確保してくださり、役者が動かすセットが上手く動かなかったりしたトラブルにもすぐにヘルプできるように迅速に袖に駆けつけてくれた心強い演出部の皆さん。
その日の天気や湿度、空調などでも左右される音響バランスを、お客様はもちろん演者も歌いやすいように配慮してくれたり、声が出なくなった私に「大丈夫だから!任せて!」と笑顔で支えてくれた頼もしい音響さん。
時間のないなか、3年前に作られた新国立バージョンの照明をオーブバージョンに作り直し、舞台上に光と影を与えてくれた照明さん。
結構な点数のウィッグを毎日メンテナンスして下さり、毎回エンジェルスを可愛く変身させたり、早替えのサポートをしてくれたヘアメイクさん。
神業とも言える早替えのサポート、そして毎日ものすごい量のお洗濯もしてくださるというやさしさのたかまり、お衣装さん。
手厚い歓迎で大阪を盛り上げ、私たちをも盛り上げてくださったキョードー大阪さん。
稽古場でも、劇場に入ってからも、それから大阪公演でも、カンパニー全体のケアをしてくださったアミューズさん。
そして、最後の1ピース。
物語を見守り、時にザ・ブルーエンジェル・クラブのお客様、時にミラノのお客様になりながら、この作品を盛り上げ、愛してくださったお客様たち。
本当に沢山の方々の力と、愛と、希望が詰まった、素敵な時間でした。
「ありがとう」なんて言葉だけじゃとても言い表せないのだけど、最上級の感謝を込めて。
ありがとうございました。
最後に、インスタにあげた写真とパットが綴ったアフターストーリーをこちらにもあげようかと。
少しだけ写真が違ったりしてるので、インスタをご覧になった方は違いを探してみて下さい🎵
✨👞✨👡✨👟✨🥾✨👢✨👠✨🥿✨
ミラノでの夢のようなショーを経験したあとノーサンプトンに帰ってきたら、休む間もなく仕事が待っていたの。
だって、ただでさえローレンが計算ミスして予算オーバーだったのに、無理してみんなをミラノに連れてっちゃったんだもの💨
でも…考えたって仕方ない!
トリッシュに言わせれば「明日は明日の風…邪をひく」ですからねっ(笑)
ミラノでの反応もよかったし、どうにか切り詰めて今を乗り越えれば、あとはどうにかなるはずっ‼︎
ノーサンプトンを出たニコラとは今でも連絡をとっているのよね。
プライス&サンの工場員たちも元気にしているわ。
KinkyBootsがミラノで大ウケしたおかげで工場も持ち直したし、伝統を受け継ぎながら新しいことにもどんどん挑戦していくってチャーリーが目をキラキラさせてて嬉しい。
社長、天国から見守ってやってくださいね。
昔はこんなに小さかったチャーリー。
ローレン、ニコラ、ドンと4人でよく工場内を走り回っては叱られてたわね(笑)懐かしい。
トリッシュからビスケットをもらうといつもお手伝いをしてくれる、靴が大好きないい子だった。
幼きローラとはまだ人生が交わっていなかったけど、きっとローラも真っ赤なハイヒールを大事に大事に抱きしめていたんでしょうね。
そんな2人がこんなに素敵に成長して、そして出逢う日が来るなんて。
素敵なドラァッグクイーンたちは今やプライス&サイモンの大切なお客様。
彼女たちが送ってくれたこの写真は事務所のデスクに飾ってるの。
今度、うちのKinkyBootsを履いたショーを観にみんなでお店に伺おうと思ってるのよ。
ミラノに着てったワンピースくらいしか持ってないけど…あぁ、楽しみだわ!
✨👞✨👡✨👟✨🥾✨👢✨👠✨🥿✨
こうやって書いてると、パットさんがより愛おしくなってくる。
私の分身みたいな、とても大切な存在。
彼女にも感謝でいっぱいです。
いつかまた出逢えたらいいな。。。
ということで、長くなりましたがこれにて私のKinkyBoots 2019のアルバムは心の本棚にしまいたいと思います。
この作品に出会った皆さまの心の中にも、素敵なアルバムが残っていますように。
そして願わくば、この作品が末永く愛され、この先もずっと日本での上演が続いていくことを心より願っています。
本当はもう1枚 素敵な写真を作ったのだけど、写真添付枚数の上限15枚貼ってしまったので、オマケ写真はインスタにて😘
長々とお付き合い ありがとうございました💕👠
☆出演情報☆
湖月わたる舞台生活30周年公演Vol.1
ドキュメンタリー・ミュージカル
東京公演 2019年7月5日(金)〜15日(月)
DDD青山クロスシアター
兵庫公演 2019年7月19日(金)〜21日(日)
宝塚バウホール
一般発売 6月2日
*チケット受付は終了しております。
ミュージカル「生きる」
ライブ盤CD 発売中!
清水孝宏 3rdアルバム「一輪の花のように」
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