あと10年生きたいとの願い叶わずみまかりました。

歌人、廿日出富貴子さんのお誕生日

本日は母、廿日出富貴子さんのお誕生日、もし生きていたら本日90歳です。82歳で亡くなりました。

母は高校教諭、国語を教えていました。子供の頃から勉強が好きで、戦時中空襲に備えて真っ暗にしてある部屋で黒い布をかぶって本を読みました。

戦後も夜に勉強をするので、祖父が灯をつけられないようにヒューズを外すと、母はこっそりヒューズを入れて灯をつけて勉強し、勉強し終わるとヒューズを外し、勉強したことが祖父にばれないようにしていたようです。

そんな母が高校生になり、その時のあだ名が、

芸備線のガリまじ

電車内でいつも勉強していたようです。

親に反対されるも大学に進み、高校の先生になりました。母は、教養のある人でした。

ところで、私も母に習い、ある時から短歌を作り始めました。

「あなたも23年もすれば物になるかも」と言われたのを鮮明に覚えています。

未だ23年の根拠がわからないまま、まだ十数年ですから、当然、物にはなっておりませんが、楽しみに詠めているので、物にした、と思っても良いでしょうか。

おかげさまで、加齢に伴い、さらに益々日本語が好きです。

お話は逸れますが

電車内のドアの上の駅の表示が、アルファベットから中国語そして韓国語と続き、なかなか日本語が出てこないです。この先、もっと違う言語も順次表示されるのかもしれませんが、

駅名は日本語で表示する方が、瞬時に判断できると思いますが、思い違いでしょうか。できれば日本語表示と同時に日本以外のお国の言葉を表示するのが親切と思うのですが、いかがでしょう。

日本人の私が、なかなか日本語が表示されなくて、電車内で自律神経が乱れます。まあ、それは、私の問題ですか…

何にしましても、大好きな日本語ですから

言葉が出てこなくなったり、漢字が書けないなどがないように、いつまでも日本語を詠み書きできるよう頭を鍛えておきたいものです。

あと10年生きたいと希望して手術をし、亡くなった母です。あと10年でなすべきことがあられたのでしょう。そして、それが叶っていたら、私が短歌を楽しんでいることを喜んでもらえたと思うのです。

本日の私の健康を創り守る栄養補給