皆様いつもお支え頂き感謝しております。
本日は、慶應高校合格のための学習時間についてお話をさせて頂きたいと存じます。
「どのくらい勉強すれば慶應に入れますか?」
とご質問いただくことが有ります。
もう来年のための勝負は始まってしまいましたので、皆様気になるところだと思います。
私自身や、私の塾からの合格者はいわゆる
短期
合格者がほとんどです。
おそらく、受験勉強を始めるのが遅かったけど今まで学校の勉強はしっかりやって来たので慶應を目指してみたい、という方々や帰国子女の方が多いからだと思います。
私、中崎自身も受験勉強を始めたのは
中学3年生の6月から
です。
それまでは、明大中野という学校に通っていましたし、部活もやっていたので、高校受験に本気で挑戦しよう!と決断できたのが、6月だったからです。
話が矛盾してしまうようなのですが、私自身は
「ここからここまでが学校の勉強でここから先は受験勉強という線引きはない」
と思っています。
学問は連綿と続くものだからです。ただ、受験を意識するかどうか、ということで、受験を意識した瞬間から、その勉強は受験のための勉強、に切り替わるというだけだと思っています。
ですので、慶應高校に短期で合格する前提条件は、
中学3年生の5月頃までは兎に角学校の勉強をしっかりやり、その所属している学校で1ケタに入っていること、
です。英数国だけではなく、全ての科目です。
私自身もそうですし、私の塾からの短期合格者はすべからく中学では1ケタ、概ね5番までには入っています。
その上で、6月から12月までの短期間で受験のための勉強をしてゆくわけですが、基礎力が十分に育まれているので、短期間での「詰め込み」が可能です。
「詰め込み」といっても、情報を詰め込むわけではなく、テクニックを詰め込むわけではなく、応用問題に対応できる思考力を育むというイメージで、お城で言えば、石垣の上の本体を作るといった感じです。
ただ、この半年は、正直、「キツイ」です。
通常受験生が3年かけて実施する内容を半年で行うので、精神的・肉体的な疲労は半端ではないです。
急に自分が変わるわけですから、周りとの軋轢も当然生じます。人間関係を捨て去り孤独に打ち勝つ強さも必要です。
その上での学習時間ですが、
学校以外で1日10時間
の学習時間が必要です。
寝るのは、2時過ぎになってしまいます。
中学3年生の子にはキツイ、本当にキツイです。
でも自分で決めた道ですのでやるしか有りません。私も、塾の短期合格の生徒達も、10月くらいには限界が来て、1ー2回は、金縛り、を経験します。頭は冴えているのに、肉体が限界で体が動くことを拒否するからです。
そういう生活を半年つづけます。
10時間×30日×6ヶ月=1800時間
です。
ですので、概ね慶應高校に合格するために必要な学習時間は2000時間弱
といったところです。
電車の中、トイレの中、食事中学校の休み時間、出来れば授業中も、ずーと何か受験のための勉強をしています。
よく、
学校の時間以外で、1日10時間の学習なんて無理だ
という保護者の方がいます。無理ではないですし、やらなくては合格しません。子供の限界を親が決めてはいけません。
慶應高校という学校は、それくらい価値のある学校です。
こういう話をすると、
「じゃあ推薦で」
という保護者の方がいます。
申し訳ないですが、そういう思考の方は、他の塾へお願いいたします。
推薦で入ってくる子達は、上記の努力を凌駕する才能を持った上に、日本トップレベルの努力をしてくる方々で、本来国家として保護すべき、稀有な才能を慶應ごときに捧げてくださる、神様のような方々なので、慶應として全力をかけてお守りしなくてはいけない方々です。
楽そうだから、と目指す枠ではないですし、正直、慶應高校OBとしても、楽して合格したいなんていう方々は、迷惑なんです。すみません、厳しい言い方で。
でも、やはり
一つの限界を超えた学問の戦士
が集う学校が慶應高校になりますので、覚悟して受験に望んで頂きたいと思っています。
短期でも合格できます!死ぬ寸前まで学問する覚悟があれば!!
是非一緒に限界を超えてゆきましょう!!!
以上、お読み頂きありがとうございました。
目黒中崎塾・目黒慶應研究会
代表 中崎一樹