フランス人とすれ違いだらけのバカンス計画(後編) | Parisのちっちゃい柔道家meguguのブログ

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パリで柔道を教えているmeguguです。海外生活好きで20カ国以上を旅して現在は何となく来たパリでPACS中です。普段はのんびり絵を書きながらレストラン巡りをしています。食べることが大好きなのでグルメを中心にブログを書いています。よろしくお願いします^^

Allô ~~megugu だょ😀    


早速前回の続き✏ 「パート2」




「あ!群馬は温泉が有名だよ?行きたい? 」

「いこーいこーーー」

「あ。待った、誰かタトゥーしてる人はいたっけ?」

「うん、俺は胸に大きなタトゥーがあるよ」

「残念🙄 日本はタトゥーがあると温泉やプールには入れないんだよ」

「 確かにそうだったね!なんで?」

「わかんない。日本だから?」

「まっでも大丈夫、こいつだけ外で待てばいいだけだよ」

「うん、俺はみんなが入ってる間 適当に過ごすからok~! ご飯はタトゥーがあっても一緒に食べれるしね😃 楽しみだな~」


やっぱりみんな一緒にという考えは彼らの中には存在していないのね🙄


これもパパは気を使っちゃうだろうな~~😅



しかし、タトゥーが理由で他の人と何かが変わるというのは世界中で日本くらいなんじゃないだろうか?

温泉でタトゥーがダメな理由は「日本だから」以外見つからない。

周りが怖がる?
いや、タトゥーを見て怖いと思うのは日本人だからだよ。💧

そして今の時代になってまで この考え方が根付いてるいるのが不思議でしかたない。しかも無意識に叩き込まれている日本人常識


これぞ島国、閉鎖社会 😱


タトゥーが利用で何かを禁止していたら世界中の何割の人が日本を楽しみ尽くせず帰っていくんだろう...😔 
日本の温泉文化は本当に素晴らしいし、たくさんの外国人に楽しんで欲しいのに...

ハリウッド女優だって、弁護士だって、医者だって、政治家だって、保育園の先生だって、カウンセラーだって、警察官だって、おばあちゃんだって、当たり前にタトゥーはあるさ。

それなのに「タトゥー=悪いもの」なんて、
なんて悲しくて貧しい思考だ。

日本文化は本当に素晴らしいけど、こればっかりは尊重し難いな😑



さて、

「車はどうする?レンタカー?」

「 家にある車を使ってもいいけど 、9人乗りの車はないな。2代になるかも」

 「じゃぁ僕は フランスの運転免許を持っているから日本でも運転できるようにするよ」


外国人が日本で運転をする場合、国際免許ではなくJAFの登録が必要になる。らしい
海外の運転免許証を持っている人は、JAFが作成した日本語翻訳文を携行すれば、自国の運転免許証で日本国内を運転することができます。


これは現地日本でしか登録ができないようなので、後日そのために必要なフランスの運転免許のコピーと必要書類を送ってもらい、データーをパパへ送信。


ん?? 待って、これ誰の免許?? こんな人いたっけ?
免許の顔写真が本人と全くの別人!?💦
間違い探しレベルではなくベースからして違う。

先ず本人との見た目が 30歳くらいズレている。
髪の毛も現物は坊主なのに写真は金髪のふさふさ...

免許証自体の形状も見たことの無いピンク色の紙。


案の定パパから連絡があり、日本で登録を担当した人から連絡があって
「これは運転免許証ではない、フランスの免許証は日本のような顔写真付きのカード状です」と言われたとの事。


いや、でもこれが運転免許証だと言って渡されたんだけどなぁ。。。


聞いてみると、
どうやらこれは2013年以前に交付されていた
 「パピエ・ローズ」というタイプの免許証。

2013年以降に免許を取った人は自動的に現在のICチップ入りのカード(日本の免許と同じタイプ)が交付されて、それ以前のパピエ・ローズからの切り替えは2033年に完了予定とのこと。

2033年 w さすがフランスタイム

ちなみに新しいカードタイプの免許証は15年が期限(書き換え)。
長い!面倒な書き換えが15年に1回なんて最高~~~


しかーし!
1013年以前のパピエ・ローズは更に素晴らしい!

なんと無期限!1回取得すれば持っているだけでそのまま一生使える。

そう!書き換えがないのだ!



あ。。。謎が解けた😀

今回渡された別人だと思った免許証は紛れもなく彼だ!

そう、30年以上前の彼。

30年もたてば顔も髪も変わるよね🙄
しかもフランス人はアジア人とちがって老けが早くて本当に別人のようになる。

きっとフランスには「これ誰?」というような写真が張られた免許を持っている人がたくさいるんだね。

ふむふむ、

結局今回は日本の担当者の知識不足だったようで無事に登録が完了。晴れて彼は日本でも運転ができるようになった。


しかし、
何でまた 面倒な作業が大嫌いなフランス人が、わざわざ免許の形状なんて切り替えることになったのか、気になったので調べて見ると

「フランス国内では、旧免許証(2013年までに発行)の何と15~20%に不正行為があると報告されている。不法行為の横行はEU各国でも深刻で、2006年に欧州議会で、新型免許証をEU圏内で統一することが定められた。」
といういきさつらしい。

20%が偽装免許ってフランスらしいなw

まぁ運転免許を持ってても、どうせ交通ルールなんて守らないけどね。😃👍

「我が道を我がルールで行く!」
これぞパリジャン


今回の一件があるまで、「運転免許証は書き換えが必要なもの」と思っていたけど、これも日本人常識だったのか🤔

またまた新知識ゲット😉👍yay



さてさて、
結局 日本で何をするかなどは最後まで決まらず...

無計画派フランス人8人を相手には事前計画案を押し通せなかった😅


「もうどうなってもいいや😃最悪 何もできなくても彼らにとっては"日本に来た"ってだけで十分なんだから。」とmeguguが割り切って、
全て日本へ行ってみてからのお楽しみ、適当に気の向くまま過ごそう💁‍♂️という事にまとまった。


おもてなし大好きなパパは、きっと色々と気を使って疲れるだろうなぁぁ😵

しかたない、これが外国人を受け入れるという事だ。

皆が帰った後にマッサージ付き温泉旅行でもプレゼントしよう。💆‍♂️


あ。そうだ😀
次回は、こんなパパように外国人相手に気疲れしてしまう日本人を減らすため ww
「外国人と日本人の上手な付き合い方のコツ」
書いてみよう🙂




最後に

「あ!そうだ、パパにお土産を買おうと思うんだ
けど、パパの足のサイズはいくつ🙂?」

「ん?足のサイズ??💦💦 えっと...パパの足のサイズまで把握していないから聞いてからフランスサイズを調べてメッセージ送るね。」

「了解~~😆」


ま、まさかの足のサイズ...

フランス人の用意するお土産、気になる真顔




Bon courage .
😗
頑張ってね