中2の時の話。

 

 

当時あたしは、剣道部にいた。

 

じゃんけんでまけて、

夏休みに、部長になることに決まった。

 

そんなに強いわけでもないのに、

部長・・・気は重かった。

 

だけど、じゃんけんで決まってしまったから、

やるしかないとか、思ってた。

 

当時の部員は、

同級生は女子があたしを入れて4人。

 

体調が悪くて、

学校を早退した日、

家まで、同級生が急に来て、

部活一緒にやろうといいだして、

具合悪いから。って断っても、

粘りまくられて、

押しに弱すぎたあたしは、

部活に行くことにして、

みんなで武道館へ向かうことにした。

 

途中、教室に、防具(剣道の面とか竹刀とか)を

取りに一人で行った。

 

教室の電気をつけたら、

目を疑う光景が広がっていた。

 

黒板一面に悪口。

連絡用の小さい黒板にまで。

 

何かで頭を殴られたようなショックを

受けたのは今でも覚えてるし、

その、黒板をみた瞬間の、

光景は、目に浮かぶ。

 

忘れたくても、忘れられない光景。

 

 

あたしは、泣きながら黒板をキレイにした。

 

そして、防具を持って、武道館へ。

 

たぶん、茫然としてた時間が、

思っていた以上に、長かったのか、

部活が終わっていて、

同級生が、走って寄ってきた。

 

「遅かったね」

「なんかあったの?」

 

あたしは、その時は、まだ友達だと

信じていたから、

教室で見たことを、全部話した。

 

そしたら、

「何で消したの?

残してたら誰が犯人かわかったじゃん」

って言われたのがやけに

印象に残ってる。

 

その次の日から、

あたしは、放課後になるのが怖くなり、

毎日、給食を食べずに、早退するようになった。

 

怖くて、教室にいられない。

 

仲良くしてる友達はいて、

いつもそばにいてくれた。

でも、

怖さには、叶わなかった。

 

部活ももちろん、顧問に話をして、

休部させてもらうことにした。

 

それから、どれくらい過ぎたのか、

すぐだったのかは、覚えてないけど、

 

少しずつ放課後残れるようになって、

週に何回かは、放課後までいて、

友達と一緒に帰ったりするようになった。

 

そんなとき、

友達を待っていた時に、

問題が起きた。

 

学校の3階に少し広くなってる

バルコニーがあったんだけど、

そこに、部活の同級生とは別の同級生

 

まぁ、いわゆるヤンチャな同級生に、

呼ばれ、迎えに来られ、連れて行かれた。

 

軽く、10人くらいいたのかなぁ?

 

何故か、威嚇してくる。笑

 

 

何かを聞かれたのは覚えてるけど、

はっきり内容を覚えていない。

だけど、身に覚えのないことだったのは、

確実だった。

 

 

壁に背中を押しつけられ

何故か迫ってくる絡みのない子達。

 

なんとか言えよ。って、

ビンタされたのを覚えてる。

美沙だったかな。名前。笑

 

なんでこの人に、びんたをされなきゃ

いけないんだ?って思ってた。

 

 

そしてその中の一人が、

「ここから、飛び降りてみて。」

そう言い放った。

 

れなだった。

 

 

今の性格なら、

あんたが、先に飛び降りて

無傷だったら、飛び降りるわ。

くらい、言えるんだけど、

当時は、全然自分の意見言えなかったから、

ただただ拒否して、

捕まれてた腕を、振りほどいて、

走って教室に逃げた。

 

あたしを、あざ笑う声が、聞こえてたけど、

早く帰りたかった。

 

 

教室に入って、カバンを持って、

帰ろうとしたら、

入ってきたのは部活の同級生。

 

あたしの方に3人で歩いてきて、

一人が机を蹴とばす。

そして、もう一人が、あたしのカバンを

ひっくり返して、

散らばった中身を、

足で踏みつけた。

 

「れなに頼んだの、うちらだよ。」

 

「黒板も、ぜーんぶうちら。」

 

頭が真っ白になった。

そのあとのことは、

ほとんど記憶になくて、

どうやって家に帰ったのかも

もちろん覚えていない。

 

ただ、友達だと思っていた人たちの

手のひら返しに、打ちのめされたのは

確かだった。

 

それから、中2の記憶は、

ほとんど残ってない。

 

ただ、呼び出されたのは

その1回だけ。

 

そして、あたしは、

休部じゃなく、転部する方向で、

顧問に話をしに行った。

 

れなも、部活のヤツも、同じクラス。

地獄だった。

楽しいことなんてなかった。

友達と話してても、

視線が気になって、

必要以上に周りの目が気になった。

 

だけど、やっぱりその時も、

あたしのそばには、

笑わせようとしてくれる友達がいたし、

一人にしないように

一緒に登下校をしてくれる友達もいた。

 

親は、小学校の時のことがあるから

慎重になっていたけど、

学年委員長的なのをしていたし、

中学校に、お母さんのお姉ちゃんもいたから

先生の耳に入るのに

時間はかからなかったけど。

 

なにがどうなって、

解決したのかは、覚えてない。

だけど、担任が、本当に

役に立たなかったのだけは、

覚えてるけどね。

 

先生に頼れないと分かった瞬間に、

どうしたらいいのか、わからなくなる。

 

部活の男子の先輩が、

急にあたしの教室に来て、

廊下で、なんで辞めるのか

誰に何されたのか聞いてきた。

俺らが、仕返ししてやるから言え。って

何度も言われた。

 

けど、あたしは拒み続けた。

 

仕返しがしてほしいわけじゃない。

あたしは、剣道ができる環境が欲しい。

そう伝えて、

先輩が行っていた社会人の練習に

混ざって、ストレス発散するようになった。

 

そんな感じ。って長!!!笑

 

 

社会人の人達に、

剣道を教わってる時に、

出会ったのが、

あたしが、初めて飼った犬のローリー爆  笑

 

 

 

多分、気持ちが追い付かないほどの

ショックを受けたときの記憶って、

なくなるのかな?

 

それとも、あまりにも昔だから

忘れてただけなのかな?笑

 

 

ただ、何が起きてって、

事細かに説明はできないけど、

当時の感情だけは、

すぐに思いだせる。

 

死にたい。

消えたい。

いなくなりたい。

誰も信じたくない。

 

そんな負の感情に包まれてたけど、

ひとりぼっちではなかったかな。

 

 

 

そして、結局

れなとは、今は、とても仲良し。

 

 

美沙は、中3になって

ハブられたときに、

あたしが仲良くしてるグループに

入ってこようとして、

あたしは、友達に訴えた。

 

「あたしをいじめたんだよ?

あたしにビンタしたんだよ?

仲良くなんかできるはずない!!」

 

友達が、美沙に多分そのことを

伝えたから

 

美沙から、謝られた。

 

 

あたしの傷は、謝られたくらいじゃ・・・

って、思ったけど、

あたしの大好きな親友が、

みんなで仲良くしよ?って言ってくれて

意地を張らず

許し、受け入れることができた。

 

まぁでも、中学卒業以来

会ってないけど。笑

 

 

れなは、中学の同級会を機に

mixiでつながり、

連絡を取るようになり、

意外と意気投合して、

まぁ、いろいろあったけど、

今は、普通に仲良しかな。

 

 

 

あたしが受けたいじめのレベルは、

そんなに高い物ではないかもしれない。

 

だから、許せるんだと思う。

 

 

そして、その都度、

あたしに寄り添ってくれる友達が

いてくれたことが、

今に続いてる気がする。

 

 

 

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