20歳そこそこの時

ちょっとした

家の掃除をして

一呼吸ついて

微睡んでいた


風か心地良いなぁ♪


なんて思いながら

気付いたら

ウトウトして

コテンと横になった


しばらくしたら

頭をトントンと

軽く触られた感覚で

半分覚醒したような

半分寝た様な状態で


20歳になるまでに

色々経験した為に


あー亡くなった誰かに

頭ヨシヨシして貰ってる♪

全然怖くないな…

って思いながら


若干照れていた


20歳過ぎて

頭をヨシヨシされる事って

まぁ無い訳で…


でも程よい

ヨシヨシ加減がまた

優しささえ覚えて

ご満悦やった


トントン…トントン

エヘへ♪

トトン…トントン


え♪

めっちゃヨシヨシ

してくれるやん…


トントントントン…

totototototo!


?!

コレちゃう奴や!!!?


慌てて飛び起きると

髪の毛から


ボットン!!


なんか落ちた

手のひらサイズの白い…


カエルやった


……お、お前。

どこから入ってきたんや?

.........。


蛙はひと鳴きもせず

多分蛙自身も

びっくりしてた


事の顛末はこうだと思う


どっからとも無く

真っ白な蛙が

カエルだけに

帰る家を間違えて

我が家にお邪魔して

そこに眠れる家の美女←

アタイを発見!!

吸い込まれる様に

近付いた所…

メデューサの様に

ウチの髪の毛に

足を取られる

嘘ん!ってなった蛙は

何とか髪の毛

大脱出を試みる…

美女が起きる


はい!ご対面♪


ヨシヨシじゃなくて

蛙はもがいてた


なんか、ゴメンやで!


って言うて

そっと両手で真っ白な蛙を

潰さへん様に抱き上げて

庭に帰した


あんな真っ白な蛙居るんやな?


そう思いながら速攻で

お風呂入った


めっちゃ勘違い恥ずッ