2024年立佞武多素戔嗚尊

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した2023年に制作された大型立佞武多素戔嗚尊です。絵師は鶴谷昭法さん。鏡絵は素戔嗚尊。見送り絵は不明です。囃子方は、五所川原ねぷた囃子保存会です。

素戔嗚尊は日本神話では八岐大蛇を退治したことで有名な神である。母の伊弉冉尊(イザナミノミコト)を慕い泣いてばかりの子供のようなことがある一方で八岐大蛇を退治する英雄的な面も持っており多面性のある神として厄除け・水難除け・病難除け・火難除け・五穀豊穣など多くの御利益があると言われて全国各地に祀られている。

世界では感染症が猛威を振るい、異常気象による災害も頻発している。五所川原も過去に多くの困難を乗り越えたが、厄災がこれ以上振りかからないように願いを込めて八岐大蛇を退治する場面を表現した。

立佞武多素戔嗚尊

立佞武多素戔嗚尊近影

立佞武多素戔嗚尊額絵

立佞武多素戔嗚尊見送り絵

五所川原ねぷた囃子保存会

2024年立佞武多閻魔

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した高さ約23メートルの新作大型立佞武多閻魔 (えんま) です。ねぷた表現師の忠汰 (ちゅうた) さん(48) ＝本名・齊藤忠大＝が制作しました。閻魔の囃子方は心會です。

「閻魔」は三つの大きな目が鋭くにらむ迫力の作品で、沿道に詰めかけた観衆を魅了。「ヤッテマレ、ヤッテマレ」のかけ声が響く中、大型3台を含む16台のねぷたが約1.3キロのコースを進み、奥津軽の夏を盛り上げました。

2024年は1地点からねぷたを順次出発させる「吹き流し方式」を5年ぶりに実施。午後7時に花火が上がると、旧ロータリー交差点から各ねぷたが順番にスタート。軽やかな囃子の音色と威勢の良い掛け声が夜空に響き渡った。

立佞武多閻魔近影

立佞武多閻魔題字

立佞武多閻魔額絵

立佞武多閻魔と見送り絵全体像

立佞武多閻魔見送り絵地獄太夫

立佞武多閻魔囃子方・心會

2024年五所川原農林高校

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した五所川原農林高校の立佞武多です。

絵師は五所川原農林立佞武多倶楽部。鏡絵は乙橘姫。見送り絵は不明。

立佞武多期間中は五所川原駅前のねぷた小屋に五所川原農林の立佞武多が留置されています。

五所川原農林鏡絵乙橘姫

五所川原農林見送り絵

五所川原農林鏡絵乙橘姫

五所川原農林見送り絵

五所川原農林囃子方

2024年親子de立佞武多

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した親子de立佞武多です。絵師は鶴谷昭法さん。鏡絵は金太郎。見送り絵は不明です。

五所川原立佞武多で2024年8月5日、運行団体の列に親子で参加できる専用スペースを設けた企画「親子ｄｅ立佞武多」が行われ、西北五地区の親子連れが鉦（かね）を鳴らしながら練り歩き、祭りの魅力を体感した。

五所川原市の新作中型立佞武多「金太郎」（鶴谷昭法さん制作）の間に参加者が並び、手振り鉦の音を響かせた。

親子de立佞武多鏡絵金太郎

親子de立佞武多見送り絵

親子de立佞武多礎會

2024年立佞武多下平井町町内会

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した下平井町町内会です。絵師は恪文さん。鏡絵は白縫姫伊豆へ疾走る。見送り絵は不明。

下平井町とは、かつて五所川原が周辺町村と合併する前に存在した平井村の名残です。立佞武多が出陣する大通りのロータリー北側に下平井町があり、そこから東北方向に中平井町、上平井町と伸びています。上平井町は五能線の線路が通る向こう側にあります。

『東奥日報』の昭和11(1936)年 8月2日の記事に当時の五所川原町助役、齋藤匤則談が載せられています。字名改正の一日も早い必要性がよく語られています。

「我が町には古く呼びなれている俗称（通称）町名がある。上五所川原、喰川、柏原、平井は合併した時から町名として使用されて来た。それ以外にも鎌谷、新屋敷、川端、寺町などあり。さらに新市街の建設で旭町、錦町など新しく町名が付されて現状に至っている。

ところが行政上の字区域や字名では日常生活に即していず、非常に不便を感じている。例えば字蝉の羽などはいくつかの町にまたがっており、当地を明瞭に知っていてもその所在を知ることは専門家でなければ出来得ない様な始末である。

旧五所川原市の地名より記事を引用

下平井町町内会町印

鏡絵白縫姫伊豆へ疾走る

下平井町鏡絵題字

下平井町見送り絵

下平井町町内会囃子方

明治初期の五所川原村復元図

2024年富士電機津軽セミコンダクタ㈱

2024年富士電機津軽セミコンダクタ

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した富士電機津軽セミコンダクタ(株)です。

絵師は福士翔洋さん。鏡絵は雷神。見送り絵は風神です。五所川原市観光協会会長賞（第三位）を受賞しました。

【2024 五所川原立佞武多審査結果】

●五所川原市長賞：さかえ立佞武多『遼来来』

●五所川原商工会議所会頭賞：三振り會『行者武松』

●五所川原市観光協会会長賞：富士電機津軽セミコンダクタ『雷神』

富士電機は津軽鉄道の五所川原駅から一駅過ぎた十川駅から歩いて10分くらいにある弱電製品を作っている会社です。会社の敷地が広いので、多くの社員は車通勤をしています。近隣は工業地帯で数多くの工場が立ち並んでいます。

富士電機町印

富士電機鏡絵雷神

富士電機見送り絵風神

富士電機囃子方

2024年立佞武多三振り會

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した三振り會です。絵師は三振り會一同。鏡絵は水滸伝行者武松。見送り絵は不明。五所川原商工会議所会頭賞（第二位）を受賞しました。

【2024 五所川原立佞武多審査結果】

●五所川原市長賞：さかえ立佞武多『遼来来』

●五所川原商工会議所会頭賞：三振り會『行者武松』

●五所川原市観光協会会長賞：富士電機津軽セミコンダクタ『雷神』

鏡絵水滸伝行者武松

三振り會見送り絵

三振り會囃子方

2024年立佞武多樂友會

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した立佞武多樂友會です。絵師は武幸。鏡絵は不動と龍。見送り絵は不明です。

市民団体が作成する立佞武多は受賞履歴も古いものは残っていないので遡って検索することもできません。なので絵師のフルネームと見送り絵の不明が多くなります。

鏡絵不動と龍

樂友會見送り絵

樂友會囃子方

2024年立佞武多蘭喜會

2024年8月5日に五所川原市の焼肉牛亭前で撮影した蘭喜會です。絵師は佐々木啓祐さん。鏡絵は百鬼夜行抄。見送り絵は鍾馗です。

見送り絵の脇に書かれた言葉は津軽弁で書かれているので津軽以外の方々は意味不明になると思います。ネイティヴ津軽人からすると趣があって良い津軽弁だと毎年思いながら見ています。

ほいどよくたがれさいごはやっぱりかまどけし

強欲で欲が深ければ最後はやっぱり破産する

かまどけしはかまどの火を消してしまう者→破産者という意味の津軽弁。竈の火を消すのではなく竈そのものが二度と使えないように覆す。

鏡絵百鬼夜行抄：ままかねが(メシ食わないか？)

見送り絵鍾馗