


2024年8月1日に中土手町開雲堂の向かいで撮影した鬼沢ねぷた同好会です。絵師は舘田 龍節さん。鏡絵は世界文化遺産 我が郷土の大森勝山遺跡 縄文の奇跡。見送り絵は天照大神です。8月1日に合同運行の町印が過ぎてから10番目に運行されたねぷたです。扇ねぷたの部 第5位の弘前市物産協会長賞を受賞しました。
鬼沢には”こひつじ保育園”があって園児たちが勢いよくリンゴの形をしたゲートをくぐって「鬼沢ねぷた!こひつじ保育園!ヤーヤドー!」と1列に並んだ羊パフォーマンスで言うのがお決まりのパターンとなっています。
この鬼沢と言う地区は、節分の時に鬼は内・福は内と言って鬼を迎えるので有名です。鬼沢では他の団体に無い特徴として、ねぷた絵の下にある開きに描かれる牡丹が鬼になっています。
かつて鬼沢の住民が田んぼの水不足で困っていたとき、鬼が水路を作って救ったと言い伝えられています。この鬼をまつったとされるのが集落にある「鬼神社」でした。
ここには鬼が水路を作るさいに使った農具を模したものが奉納されているほか、本殿に掲げられた額は鬼の文字が通常と異なります。これはツノがない優しい鬼だということを表します。
鬼神社氏子総代長 藤田湖一さん73歳によると、「神様がいて、まつっているのに、『鬼は外』と豆をまくのはちょっと。しないというよりも節分がないという感じ。私が小さいころは節分があることを全然知らなかった。豆まきをテレビで見て、初めて分かった」




