茂森津軽ネプタ愛好会・絵師 山谷 寿華
弘前観光コンベンション協会長賞・大型の部 第3位


ねぷたについて確実で最古の記録である弘前藩の日記「享保7年五代藩主津軽信寿ねぷた見物」にも、我が茂森町は本町、土手町等と共にねぷた運行していたと記録されており、現在まで伝統を守りつつ常に新しい風を送り続けている「茂森ネプタ」。
昭和41年には市内で初めての愛好会組織を結成し、津軽の夏を盛り上げてきました。見る人があっ!と驚くような「茂森流」のねぷた運行をぜひお楽しみください。
今年は地元、朝暘小学校の創立150周年を祝しての出陣です。「子供たちの輝かしい未来を守ろう!」をテーマに、鏡絵は三国志の主役が大事な人を命がけで守り抜く場面を、そして見送りや袖絵には子供たちが学ぶ姿、喜び、はしゃぎまわる姿が表現されております。
「子は地域の宝」力強く羽ばたいてほしいという願いを込め制作いたしました。ねぷたの主役は子どもたち!元気な子どもたちへのご声援をよろしくお願いします。
茂森津軽ネプタ愛好会の見どころは、ねぷた上部の折り返しを折って太鼓が叩かれる部分だと思います。それはそれでセンセーショナルですが、弊ブログ管理者は別の視点で注目している箇所があります。
茂森津軽ネプタ愛好会の開きが他の団体と明らかに構造が違います。この部分は地味ですが、全てねぷた絵師が担当しています。開きとは一番下の額絵から斜め上に延びる部分で、津軽藩の家紋である牡丹が描かれています。そこにねぷた絵が描かれているのが斬新に映りました。






