(9)縁石にタイヤがぶつかりパンクした
それでも国道190号線に沿って予定していた通行経路を通って行きました。ミラノと言う街では曲がっていく所を間違えずに通過してその先に続く直線も通過。それでも相方の疲れと疲労は限界を超えていたようで、キャメロン近辺で右前輪を何度も縁石にぶつけてしまいます。
「ワァー止まれ止まれ」と言っても相方は構わず右前輪を縁石にぶつけます。ドカンと鈍い音が響いて車が止まりました。タイヤの下部がペシャンコになってパンクしました。
相方が真っ青な顔になって善後策を考えています。「ここに居てレッカー車を呼んでも更にお金がかかってしまうはんで、向かいのガソリンスタンドに車を止めよう」と言いました。
相方の携帯で電話してもHertzレンタカーにつながりません。仕方がないのでEXXONの奥にあるコンビニにワケを話すと恰幅の良い従業員が自分の携帯電話を貸してくれました。早速相方がHertzレンタカーに連絡を取ります。電話が終わるまで30分はかかりました。
相方が電話代を払おうとすると、No problem.とのことです。二人とも感謝しきりでした。小一時間で修理の車が来るそうなので、それまでコンビニで夜食を買って腹を満たします。ここで食い物を買わなければ携帯電話を貸してくれた従業員に恩が返せません。
いつしかコンビニの従業員をおっちゃんと呼んでいました。実年齢は知りませんが、アラカンの我々より若いのは確実です。それでも感謝の意を込めておっちゃんと呼称しました。
このコンビニはトイレも大きくて小しか出なかったものの割と快適です。Rattlersのレジの左側にサラダと唐揚げの軽食があったので現金$を使いました。6$ほどしたのでしょうか?生のトマトは食えないので、相方にあげました。
甘いモノも取りたかったのでアイスも初めて買いました。この辺りはガソリンスタンドにコンビニが併設しているのが米国の標準です。どのガソリンスタンドでも背後にコンビニが控えています。駐車してガソリンを入れてモノを食う。これが生活に合っているのでしょうね。
修理の車を待っている間、相方はおっちゃんと何か話をしていました。おっちゃんはセブンイレブンの7がプリントされた服を着ていたのでセブンイレブン系列の店なのかも知れません。話し終えた相方がこちらにやってきました。おっちゃんはヒューストン出身だそうです。
まだ修理の車が来ないので、一緒に夜食を食べました。この時は午前4時半頃です。午前6時頃に待ちわびた修理の車がやってきました。これで何とかテンプルまで行けそうです。一時はここキャメロンで観測することも覚悟していました。