![NASAによるモルディブのサテライトイメージ](https://stat.ameba.jp/user_images/20150817/06/megomegoco/7f/3b/j/o0270048013398288808.jpg?caw=800)
![モルディブの美しい夕陽](https://stat.ameba.jp/user_images/20150817/07/megomegoco/0f/ba/j/o0787060013398292763.jpg?caw=800)
北にはインド領のラクシャディープ諸島(ラッカディブ諸島)、南にはイギリス領チャゴス諸島があり、これらにモルディブ諸島を加えた3つの諸島で、インド洋中央部に南北2,000kmを超える諸島群を形成している。
海抜の最高が2.4mという平坦な地形であるため、近年の海面上昇と珊瑚礁の死滅により、国土が消滅する危険にさらされている。1m海面が上昇すると国土の80%が失われると言われる。
このためナシード大統領(2008年当時)は、モルディブの基幹産業である観光収入の一部を使って海外の土地(インドやスリランカ、オーストラリアなどが想定されている)を購入し、国民が移住できる土地を確保する意向を表明している。また国土を盛り土することで水没を防ぐ方策も検討されている。
現在、ヴェラナ国際空港があるフルレ島の北北東に人工島「フルマーレ」を造成しており、最終的に国民の40%が移住する予定である。
かつては後発開発途上国(最貧国)の一つだった。日本国外務省のサイトによると2016年のモルディブの名目GDPは42.24億ドル、IMFによる2022年の実質GDPは113.85億ドル。一人当たりの名目GDP15,097ドル(2022年)はロシアやチリに近い値で、南アジアでは最も高い。