大型立佞武多「かぐや」・絵師 齋藤 忠大
2022.8.5 大型立佞武多「かぐや」


 2022年8月5日に五所川原市の布屋町で撮影した大型立佞武多「かぐや」です。絵師は齋藤 忠大さん。鏡絵はかぐや。見送り絵は画題不明。
2022年8月5日に五所川原市の布屋町で撮影した大型立佞武多「かぐや」です。絵師は齋藤 忠大さん。鏡絵はかぐや。見送り絵は画題不明。8月4~8日の五所川原立佞武多祭りに出陣する新作の大型立佞武多「かぐや」が2019年7月19日、青森県五所川原市の立佞武多の館で完成した。涙を流しながら、月へ戻る妖艶なかぐや姫がお目見えした。
新作は高さ23メートル、重さ19トン。制作期間は約10カ月で、パーツの組み立ては2019年7月15日から5日間をかけて行われた。19日は作業員が最上部の顔のパーツを天井のクレーンでつり上げ、胴体部分に取り付けた。完成した立佞武多に電気がともり、かぐや姫の姿が浮かび上がると、観光客らから拍手と歓声が上がった。
かぐやは日本最初の物語とされる「竹取物語」が題材。女性らしさを損なわないように、顔の大きさが歴代立佞武多の中で最小となっている。涙の部分は溶かしたろうで描かれている。
制作者で市観光物産課の齊藤忠大さん(47)にとって女性を題材にした立佞武多は2作目。「涙を流しているねぷたは珍しい。『今まで育ててくれてありがとう』という月へ戻るときのかぐや姫の気持ちを表現した」と見どころを語った。

