政府の宇宙政策委員会で委員長代理を務めた千葉工業大学長の松井孝典氏が2023年3月22日、前立腺がんのため亡くなった。77歳だった。葬儀は近親者で行う。喪主は長男の悠氏。後日、同大がお別れの会を開く予定。
静岡県森町出身。専門は地球物理学や比較惑星学。東京大教授を歴任し、1986年には海の誕生の解明に迫る「水惑星の理論」を発表した。
2012~2022年まで宇宙政策委の委員長代理を務め、日本の宇宙探査や宇宙産業の推進に「ご意見番」として携わった。
松井孝典さんは、TVでしか見たことが無い方でした。そのTV番組が1980年代初めに強烈な印象を残した『パノラマ太陽系』です。出演された当時は、東京大学理学部助手でした。近年で言うと、渡部潤一 国立天文台副台長のような立ち位置の方でした。
まだ青年の少し恰幅の良いお兄さんが、天体の魅力を丁寧に解説して下さった印象があります。なので人間本体は天体ではありませんが、天体を専門的に解説された方がお亡くなりになったので天体のテーマにしました。
『青い惑星・地球』や『惑星への旅』など、地球を始めとして様々な出版物を出されています。松井孝典さんを偲び、YouTubeにupされていたパノラマ太陽系を明日の記事からご覧ください。