


1973年(昭和48年)に炭酸水で希釈したカルピスソーダを発売。炭酸水希釈のソーダ飲料としたのは、当時の技術では普通の水による希釈では、長期の品質維持に問題があったため。
1991年(平成3年)には、希釈の手間を省いたカルピスウォーターが発売され、大ヒット商品となった。
原液のカルピスは、瓶詰めの商品で、瓶が重いことなどから1995年(平成7年)に紙パック入りが登場した。これが近年の販売の主体となっている。これにより、商品のコンパクト化が実現された。
2012年(平成24年)4月9日より、新たに開発した4層構造のプラスチックボトル「ピースボトル」を採用。主原料の砂糖・生乳の価格高騰が続いていることから、希望小売価格は据え置きながら、内容量は従来の紙容器から30 ml少なくなり、470 mlとなった。
このピースボトルのモチーフは、昔の水玉包装のカルピスで、懐かしさや親しみを与えようとデザインされた。風味維持のために光、空気を遮断する、プラスチック4層構造。ペットボトルよりも耐熱性に弱い素材であり、カルピス製造時の熱殺菌、充填、冷却に伴う容器の変形を防ぐための様々なノウハウが必要だという。
2019年(平成31年)1月出荷分よりラベルの意匠が変更され、カルピスのブランドからアサヒのブランドへ変更となった。同年(令和元年)7月7日、販売開始から1世紀(100年)に到達。
